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追加招集された男が大一番で先発抜擢か…“持っている”高木彰人「皆よりも走る!!」

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U-20日本代表MF高木彰人(G大阪)

 大一番で先発に抜擢されることが濃厚だ。ついに巡ってくる先発出場の機会。U-20日本代表MF高木彰人(G大阪)は、「明日出られたら結果を残そうという気持ちでやります」と闘志を燃やしている。

 2日に発表されたU-20W杯メンバーに高木の名前はなかった。G大阪のチームメイトであるMF市丸瑞希、MF堂安律、DF初瀬亮の3選手が選出される中での落選に、「相当落ち込んだ」。しかし、静岡合宿中にMF森島司(広島)の負傷離脱が発表され、高木が追加招集されることになった。

「司がケガをしたのは残念でしたが、追加という時点で何か“持っている”というか。自分的にはこの大会に来たときに、どのポジションで出ても結果を出そうと思っていた」

 しかし、ここまでの出場機会は限られた。初戦南アフリカ戦の出場はなく、第2戦ウルグアイ戦では大会初出場を飾ったものの、与えられた時間はわずかに2分。第3戦イタリア戦では試合終盤に交代出場のためにタッチライン際に向かったが、両チームともに同点を狙った状況になっており、プレーが途切れることなく試合終了を迎え、ピッチに立つことはなかった。イタリア戦翌日には他の選手がフットバレーに興じる中、出場時間が短いこともあって一人黙々と別メニューをこなしてコンディションを上げていた。

 だが決勝トーナメント1回戦ベネズエラ戦前日の練習で、主力組の2トップに入り、先発出場が濃厚となった。燃えないわけがない。ここまでは右サイドハーフの位置で調整を続けていたが、「自分がサイドでプレーしていたときも、FWの選手がどうやって動いているのかを見ていた」と連係面での不安は感じないと話すと、「今まで出場時間が少なかったので、皆よりも走ろうと気持ちがあるし、FWやったら得点を意識していきたい」と守備で貢献しながらも、チームを勝利に導くゴールを狙う。

(取材・文 折戸岳彦)
●U-20ワールドカップ韓国2017特集ページ

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