Jリーグでの好パフォーマンスが日本代表初招集に結び付いた(GK合宿で代表候補への招集歴はあり)。初練習を終えたGK中村航輔(柏)は「いろいろと初めての経験。非常に良かったと思います」と振り返った。

　前日に行われたJ1リーグ第14節浦和戦でも中村はビッグセーブを連発。次々とゴールマウスを襲うシュートにきっちりと反応すると、至近距離からのシュートも弾き出して完封勝利に貢献し、チームをリーグ8連勝へと導いた。試合後には「チームと一緒で結果だけを求めて戦うことが大事。結果をつかみ取れればと思う」と代表活動に向けて、意気込みを示していた。

　今回はGK川島永嗣(メス)、GK東口順昭とともに招集された。経験豊富な2選手とのトレーニングに「日頃、間近では見れない選手で、このタイミングで見れて良かった。本当にすごく勉強になります」と語り、先輩方から盗めるものは盗もうとしている。

「川島選手、東口選手ともにシュートを止める能力がすごく高いですが、自分も負けないように何とか頑張りたい」

　7日には親善試合シリア戦、13日にはロシアW杯最終予選イラク戦が控えている。2人の先輩からいろいろなことを学びつつ、出場機会があれば「試合に出たときには、いつも通り結果を追い求めてやろうと思う」と意欲的に語った。

(取材・文　折戸岳彦)

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