beacon

J初V&得点王の小林悠、優勝気分は「持ってきてない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

Jリーグ得点王として日本代表に合流したFW小林悠

 Jリーグ得点王の肩書を引っ提げ、日本代表に合流した。追加招集だった今年3月以来の代表復帰を果たしたFW小林悠(川崎F)は「すごく久しぶりなので。国内組だけだけど、すごく刺激的な場。しっかり自分のプレーを出せるように頑張りたい」と意気込んだ。

 所属する川崎Fは2日の最終節で劇的な逆転優勝を飾り、クラブ悲願の初タイトルを獲得した。最終節の大宮戦(5-0)で自身初のハットトリックを達成した小林は今季通算23ゴールに伸ばすと、試合前の時点で2点差を付けられていたFW杉本健勇(C大阪)を逆転し、初の得点王にも輝いた。

 この日、代表で顔を合わせた杉本には「おめでとうございます」と声をかけられたそうで、ミーティングではハリルホジッチ監督からも「フロンターレ、おめでとうございます」と、小林を含めて5人が招集された川崎Fの選手が祝福を受けた。

 優勝を決めた2日から「2日連続で夜遅くまで取材があって疲れているけど」としながらも、「幸せな、気持ちのいい疲れ。優勝しなきゃできないことだし、疲れたとか言ってられない」と力説。「もう切り替えないと。ここにその(優勝した)気持ちは持ってきていない」と、代表モードに切り替えている。

「ゴールを決めたいですね。まだ代表で決めたことがないので」。ここまで国際Aマッチ8試合に出場しているが、まだゴールはない。ロシアW杯の本大会メンバー23人入りを懸けた争いにおいても「立ち位置は全然下のほうだと思う」と認識している。「でも、この大会を通じて活躍すれば、一気にメンバーに入る可能性もある。僕はそこに懸けるしかないし、そのつもりで準備したい」と力を込めた。

(取材・文 西山紘平)

●EAFF E-1選手権2017特集ページ

TOP