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ポジション争い激化を覚悟する長谷部「監督も悩む」

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スイス戦に先発した選手たちがベンチから見守る

[6.12 国際親善試合 日本4-2パラグアイ インスブルック]

 8日のスイス戦(0-2)に先発し、この日は出番のなかった“主力組”は試合後のピッチで約30分間、ミニゲームなどを行ってから引き上げた。取材エリアに現れたキャプテンのMF長谷部誠(フランクフルト)は大きく息を吸ってこう言った。

「一番は結果。ここで勝ったことは大きい。そして結果だけでなく、(ガーナ戦、スイス戦の)2試合でチャンスのなかった選手が出て、内容も結果も出たことはチームにとってすごく大きい」

 スイス戦で出た課題をチーム全体として共有し、解決すべくピッチに出て勝利をおさめた“サブ組”の奮闘ぶりを頼もしく、だれが出ても同じサッカーをできる日本を見せることはできた。

「今日の11人でスタートに出たのは初めてだったと思うけど、コミュニケーションも取れていた」。代表キャップの少ない選手も入る中、一つのチームとして戦う11人は、主将の目に心強く映った。

「どれくらいのスピード感かは表現しにくいけど、間違いなくチームのやりたいことができてきている。ただ、パラグアイに比べたらコロンビアのほうが間違いなく上。そこでどういう戦いをするか」

 チームは13日に決戦の地であるロシアに向かう。「監督も悩むだろうし、そういう部分ではすごく大きなゲームだったと思う」。その口調は、ポジション争い激化を覚悟しているようだった。

(取材・文 矢内由美子)

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