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“個の能力が高い”サウジ戦へ…森保監督「選手の成長した姿を見たい」

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翌日に準々決勝サウジアラビア戦を迎えるU-21日本代表

 U-21日本代表は26日、翌27日に行われる準々決勝サウジアラビア戦に向けて、試合会場となるパカンサリ・スタジアムで前日練習を行った。24日の決勝トーナメント1回戦マレーシア戦で負傷したDF原輝綺(新潟)がホテルで別メニュー調整となり、19人で行われた練習は冒頭の15分間が報道陣に公開された。

 芝の状況を確認した森保一監督は「マレーシア戦のときよりも芝の状態は良いし、選手たちも思い切り練習できたと思う」と満足気に振り返る。対戦相手となるサウジアラビアは、全4チームが勝ち点4で並ぶ激戦区のグループFを3位通過。決勝トーナメント1回戦では、C組1位中国との打ち合いを4-3で制して準々決勝へと駒を進めてきた。

「サウジアラビアは非常に個の能力が高いチームで、攻撃のタレントは非常に多い」(森保監督)

 背番号9を背負うFWカマラは同試合でハットトリックを達成しており、日本にとっては要注意人物に。指揮官も「スピードもテクニックも体の強さもある。非常に警戒しないといけない」と警戒を強める。当然、カマラに「気持ち良く仕事をさせない」ことは重要だが、それ以前に「彼のところに配球できる選手が中盤にいるので、9番に出る前のところをしっかり止められるようにしたい」とパスの出し手をつぶしてストライカーへの供給を断とうと考えている。

 サウジアラビア戦に勝利すれば、メンバー発表時の会見で語った目標のベスト4に到達する。「対戦相手はどこであれ、勝って次のステージ進む」と力を込めると、「明日で今大会5試合目。1試合1試合選手たちは学んで成長している。明日の試合も選手の成長した姿を見たい」と日々成長する選手たちに期待を寄せた。

(取材・文 折戸岳彦)
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