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“湘南組”がバトンをつなぐ…齊藤未月「僕たちも続く」石原広教「湘南のためにもここで」

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U-19日本代表の湘南コンビ

 “湘南組”がクラブ史上初のルヴァン杯制覇に刺激を受けた。U-19日本代表は28日、インドネシア・ジャカルタで行われるU-20W杯出場権を懸けたU-19アジア選手権準々決勝に臨む。

 大事な決戦前日に“朗報”が届いた。キャプテンのMF齊藤未月は「チームの優勝は本当にうれしいです」と率直な喜びを語ると、「僕たちも続いて、今はこの大会に集中して出場権を獲得して、優勝して帰ることだけを考えたい」と気合を入れ直した。

 DF石原広教は豪快なミドルシュートで決勝点を挙げたDF杉岡大暉と前日にラインで連絡を取り合ったという。杉岡は「点を決める」と宣言し、石原は「頼むぞ。ヒーローになってきて」とエール。“有言実行”の決勝ゴールとなった。

 湘南にとってはクラブ初の決勝進出。横浜FMとの頂上決戦が行われた埼玉スタジアムには44242人の観衆が詰めかけた。この舞台に立ちたかった気持ちもあるはずだが、石原は「今はこっちにいるので、湘南のためにも湘南のサポーターのためにもここでやるべきことをやる」と目の前の大一番に集中している。

 準々決勝の相手は開催国インドネシア。約6万人の大観衆がスタンドを埋めると見られ、選手たちは完全アウェーの雰囲気を経験することになる。齊藤はインドネシアの個の能力を警戒したうえで、「多くの観衆がエネルギーを出してくると思う」とアウェーの難しさを想定し、気を引き締めていた。

(取材・文 佐藤亜希子)

●【特設】AFC U-19選手権インドネシア2018
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