大迫ピンチも「他の選手にはチャンス」 麻也はラッキーボーイ出現を待望
ラッキーボーイの出現を待望した。日本代表は11日、UAEのアブダビ市内で練習を行ったが、9日のトルクメニスタン戦(○3-2)で2得点を挙げたFW大迫勇也(ブレーメン)は宿舎で別調整となり、グラウンドに姿を見せなかった。
昨年12月22日のライプツィヒ戦で右臀部を打撲し、昨年末の国内合宿も別メニューで調整していたエースはUAE入り後、今月6日から全体練習に合流。3日後のトルクメニスタン戦にフル出場し、2ゴールを決めてチームを逆転勝利に導いたが、再び右臀部の違和感を訴え、別調整になった。グループリーグ第2戦のオマーン戦を2日後に控え、その出場は微妙な状況だ。
キャプテンのDF吉田麻也(サウサンプトン)はこの日の練習後、「大会前にケガ人も出たし、サコ(大迫)も今日は練習していない」と、開幕前にMF中島翔哉、MF守田英正が負傷でチームを離脱するなど相次ぐ故障者に見舞われている現状を指摘。「サコは素晴らしい選手。このチームのエースであるのは間違いない」としたうえで、控え組の奮起に期待した。
「他の選手にはチャンス。アジアカップは総力戦。こういうチャンスをサブの選手が生かすことが、2011年に優勝したときもカギになった」。優勝した11年大会も負傷や退場、出場停止などアクシデントが続出。大会期間中にMF松井大輔、MF香川真司が離脱する事態にもなったが、DF伊野波雅彦、MF細貝萌、FW李忠成ら控え組から日替わりでヒーローが出現し、さまざまな逆境を乗り越えてアジアの頂点まで上り詰めた。
吉田自身、試合3日前の合流で臨んだ初戦はミスも頻発し、納得いくパフォーマンスを見せられなかった。「コンディションもパフォーマンスも上げていかないといけないことは自覚している」としながらも、「こっちに来て練習を始めて1週間ぐらい。1試合、暑い中でやって、気候には慣れてきた。体もフィットして、今日練習をやっていても動けていた」と、環境にも適応し、確実にコンディションが上がってきていることを実感している。
「優勝まで7試合と考えると、あと6試合。バラつきあるコンディションを整えていくことがグループリーグの中では大事」。シーズンオフの国内組とシーズン中の海外組。コンディションのバラつきはチームとしての課題でもあった。「コンディションを上げながら勝ち点3を取ることが大事」。選手層の底上げ、個々のコンディションアップ、勝ち点3という結果。二兎ならぬ“三兎”を追って、まずはグループリーグ突破を決める。
(取材・文 西山紘平)
●アジアカップ2019特設ページ
昨年12月22日のライプツィヒ戦で右臀部を打撲し、昨年末の国内合宿も別メニューで調整していたエースはUAE入り後、今月6日から全体練習に合流。3日後のトルクメニスタン戦にフル出場し、2ゴールを決めてチームを逆転勝利に導いたが、再び右臀部の違和感を訴え、別調整になった。グループリーグ第2戦のオマーン戦を2日後に控え、その出場は微妙な状況だ。
キャプテンのDF吉田麻也(サウサンプトン)はこの日の練習後、「大会前にケガ人も出たし、サコ(大迫)も今日は練習していない」と、開幕前にMF中島翔哉、MF守田英正が負傷でチームを離脱するなど相次ぐ故障者に見舞われている現状を指摘。「サコは素晴らしい選手。このチームのエースであるのは間違いない」としたうえで、控え組の奮起に期待した。
「他の選手にはチャンス。アジアカップは総力戦。こういうチャンスをサブの選手が生かすことが、2011年に優勝したときもカギになった」。優勝した11年大会も負傷や退場、出場停止などアクシデントが続出。大会期間中にMF松井大輔、MF香川真司が離脱する事態にもなったが、DF伊野波雅彦、MF細貝萌、FW李忠成ら控え組から日替わりでヒーローが出現し、さまざまな逆境を乗り越えてアジアの頂点まで上り詰めた。
吉田自身、試合3日前の合流で臨んだ初戦はミスも頻発し、納得いくパフォーマンスを見せられなかった。「コンディションもパフォーマンスも上げていかないといけないことは自覚している」としながらも、「こっちに来て練習を始めて1週間ぐらい。1試合、暑い中でやって、気候には慣れてきた。体もフィットして、今日練習をやっていても動けていた」と、環境にも適応し、確実にコンディションが上がってきていることを実感している。
「優勝まで7試合と考えると、あと6試合。バラつきあるコンディションを整えていくことがグループリーグの中では大事」。シーズンオフの国内組とシーズン中の海外組。コンディションのバラつきはチームとしての課題でもあった。「コンディションを上げながら勝ち点3を取ることが大事」。選手層の底上げ、個々のコンディションアップ、勝ち点3という結果。二兎ならぬ“三兎”を追って、まずはグループリーグ突破を決める。
(取材・文 西山紘平)
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