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“地元凱旋ゴール”再現なるか…塩谷が本拠地イラン戦へ闘志「バチバチやりたい」

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シュート練習に取り組むDF塩谷司(アルアイン)

 ウズベキスタン戦では値千金の決勝ゴール。グループリーグ第3節でホームタウンに錦を飾った日本代表DF塩谷司が再びアルアインに帰ってくる。本拠地ハッザーア・ビン・ザイード・スタジアムで迎える準決勝イラン戦を前に「最大限のプレーをしたい」と闘志を燃やした。

 1年半過ごしてきたUAEでのアジアカップ。追加招集で呼ばれた塩谷は通算3試合に出場し、決勝トーナメントに入ってからは2試合連続で守備固めの大役を担ってきた。「大事な場面で使われているのは自信になっている」と手応えも得つつ、「もっとチームを救えるようにしたい」と役割をまっとうする覚悟だ。

 準決勝の相手は優勝候補の筆頭と目されるイラン。「アジア杯で優勝を目指すなら避けて通れない相手だし、いつか当たる相手。勝てないと優勝はないので大きな試合になる」。アルアインでは同国チームとの対戦も経験してきており、「クラブのレベルも高い」とリスペクトを欠かすことはない。

 しかし、開催地はいまや地元となったアルアイン。ウズベキスタン戦では地元ファンからの声援が送られる中で、首位通過に導くミドルシュートを叩き込んだ縁起の良い場所だ。さらに試合会場は普段から公式戦で使用するスタジアム。「すごく良いスタジアムで、やり慣れている」と優位な心境で臨もうとしている。

 ここまではボランチでの起用が続くが、試合展開次第ではセンターバックとサイドバックも務める構え。「まずはピッチに立てるように。そしてピッチに立てればできることを最大限したい」と意気込むと、「どういう形であれ、ピッチに出たら自分のできることをやるだけ」と気負わない。

「シュートは良いイメージがあるので狙っていきたい。ただ、自分は守備から入る選手なので、セカンドボールを拾って縦パスを潰すイメージで狙っていきたい」とビジョンは明白。技術、フィジカルともに優れた相手に対しても「ガンガン来てくれと感じるし、バチバチやりたい」と、とにかくぶつかり合っていくつもりだ。

(取材・文 竹内達也)
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