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森保J最年少だった冨安、久保ら初の“後輩”誕生にも「気にする余裕ない」

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A代表で初の“後輩”ができたDF冨安健洋

 森保ジャパンの最年少選手として常連だった日本代表DF冨安健洋(シントトロイデン)に2人の“後輩”が誕生した。ともにU-20世代から19歳のGK大迫敬介(広島)と17歳のMF久保建英(FC東京)がA代表に初招集されたが、20歳のセンターバックは「(年齢が)下(の選手)が入ってきたけど、別に気にしていないというか、困っていることがあればサポートできればいいけど、そんな余裕もないので、いつもどおりという感じですね」と苦笑いを浮かべた。

 久保、大迫敬らの抜擢に加え、36歳のGK川島永嗣、33歳のFW岡崎慎司もロシアW杯以来の代表復帰を果たした。通常時の23人よりも4人多い27選手が招集されており、「より多くの選手に監督が伝えたいという意図があると思うし、競争も求めているんだと思う」と、その意味をくみ取る冨安は「守備では無失点に抑えること、攻撃ではスイッチになれるようにやっていきたい。人のことを気にしている余裕はないし、その余裕が出てくるには時間がかかると思う」と自分のパフォーマンスだけに集中している。

 キリンチャレンジカップのあとはコパ・アメリカ(南米選手権)にも参戦する。「(コパアメリカのメンバーは)東京五輪世代の選手が多いけど、真剣勝負の舞台で格上のチームと試合ができるのは貴重な機会。(東京五輪は)1年後なので、チームとしても個人としてもいい時間にしないといけない」と、この1か月を実りある時間にしていく決意だ。

(取材・文 西山紘平)

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