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またもや攻撃陣不発で無得点…U-22日本代表、アメリカに完封負けで北中米遠征終える

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アメリカに完封負けを喫したU-22日本代表

[9.9 国際親善試合 U-22日本代表 0-2 U-22アメリカ代表]

 北中米遠征を行っているU-22日本代表は9日、アメリカのチュラビスタ・エリート・アスレット・トレーニング・センターでU-22アメリカ代表と対戦。前半44分に先制点を献上した日本は、後半18分にも失点。反撃に出るもゴールは生まれずに0-2の完封負けを喫した。

 6日のU-22メキシコ代表戦(△0-0)から先発全員を入れ替え、システムは変わらずに3-4-2-1を採用。GKにキャプテンマークを巻く小島亨介(大分)、最終ラインは右からDF大南拓磨(磐田)、DF岡崎慎(FC東京)、DF瀬古歩夢(C大阪)、ボランチにMF松本泰志(広島)とMF高宇洋(山口)を並べ、アウトサイドは右にMF橋岡大樹(浦和)、左にMF菅大輝(札幌)、シャドーにMF前田大然(マリティモ)とMF遠藤渓太(横浜FM)が入り、1トップはFW小川航基(水戸)が務めた。

 前半3分に相手のシュートを小島が好セーブで弾き出すと、立て続けに日本がフィニッシュまで持ち込む場面を作り出す。前半4分には自陣からドリブルで運んだ前田、直後のCKの流れから遠藤、さらに同8分には瀬古のサイドチェンジを受けた橋岡の折り返しから小川が狙うも、ネットを揺らすには至らず。その後はアメリカにボールを保持される展開となったものの、粘り強い対応で簡単にはシュートまで持ち込ませなかった。

 しかし、前半33分に遠藤のラストパスに反応して放った小川のシュート、同39分に菅のクロスから放った小川のヘディングシュートがともに相手GKに阻まれると一瞬の隙を突かれて、先制点を献上してしまう。前半44分、遠藤のボールロストからカウンターを浴びると、鮮やかなスルーパスから抜け出して小島との1対1を迎えた相手選手に落ち着いてネットを揺らされ、スコアを0-1とされてしまう。

 1点のビハインドを背負ったまま後半を迎えると、松本に代えてMF田中碧(川崎F)を投入。さらに後半16分には小川に代えてFW上田綺世(鹿島)、遠藤に代えてMF安部裕葵(バルセロナ)、岡崎に代えてDF立田悠悟(清水)をピッチへと送り込んで状況を打開しようと試みる。しかし同18分にPA内で大南がファウルを犯して献上したPKを沈められ、リードを2点差に広げられてしまう。

 まずは1点を返そうとする日本だが、なかなか攻撃のリズムを作れず。後半27分には大南に代えてMF長沼洋一(愛媛)、前田に代えてMF渡辺皓太(横浜FM)、同38分には菅に代えてMF杉岡大暉(湘南)、高に代えてMF齊藤未月(湘南)を投入。何とかアメリカゴールをこじ開けようとしたものの、最後までゴールは生まれずに0-2の完封負けを喫した。

(取材・文 折戸岳彦)

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