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吉田麻也「一番危惧しているのは慢心や油断」…チーム引き締めパナマ&メキシコ戦へ

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ランニングで先頭を走る日本代表DF吉田麻也

 カメルーン、コートジボワールと対戦した10月シリーズ。良い形で2試合を終え、一定の手応えは得た。だからこそ、日本代表DF吉田麻也は改めて気を引き締め、今回の活動に臨んでいる。

 約10か月ぶりの代表活動となった1か月前のオランダ遠征。第1戦カメルーン戦でスコアレスドローを演じると、第2戦コートジボワール戦でも相手に得点を許さずに試合を進め、終了間際に生まれたDF植田直通の決勝点で1-0の完封勝利を収めた。アフリカの強豪を相手に2試合連続の完封を成し遂げ、勝利という結果も残した。

「前回は非常に皆の気持ちも伝わってきた。久しぶりということでモチベーション高く代表に挑んできていた」。キャプテンはチームメイトのモチベーションの高さを感じていた。あれから、1か月。吉田が危惧しているものがある。それが、「慢心や油断」だ。

「一番、僕として危惧しているのは、前回の2試合で良い試合をして、少しホッとするじゃないけど、慢心や油断が生じること。そうならないように、もう一度気を引き締めないといけない。このシリーズでもう一回、良いパフォーマンスを見せるんだということを意識しないといけない」

 そう強調すると、「さらにギアを上げていけるように練習の中から、そういう雰囲気を作っていきたいし、必要ならば、そういう声掛けもしていきたい」とキャプテンとして、果たすべき役割を語った。

 今回のパナマ、メキシコとの2連戦で目指すは「2試合良い試合をして勝ちたい」という2連勝。最高の雰囲気の中で準備を進め、ピッチへと向かいたい。

(取材・文 折戸岳彦)

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