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「決めるとしたら自分しかいない」久保建英、覚悟の左足弾に充実と安堵

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[7.22 東京五輪GL第1節 U-24日本 1-0 U-24南アフリカ 東京]

「自分も普段だったら確実に入っているシュートを決め切れずに、自分の中で多少の焦りもありましたが、逆に自分が何回かシュートを打っていることで、今日決めるとしたら自分しかいないと自分に言い聞かせて、結果、自分が点を取れて、チームも勝って、とても嬉しいです」。U-24日本代表MF久保建英は充実の表情で試合を振り返った。

 20歳とは思えぬ落ち着き、堂々としたプレー。東京オリンピックの開幕を告げるにふさわしい、ホスト国の若者のゴールだった。スコアレスの後半26分、エリア内右でボールを受けた久保は、中に切り返してDFを外し、左足を一閃。強烈なシュートを左ポストに当ててゴールネットを揺らした。

「あのゴールはボールを持ったら中に切り返してファーを狙おうと決めていた。結果的に入って良かったです」

 初戦の相手、南アフリカは大会直前に3選手が新型コロナウイルス検査で陽性。18人が濃厚接触者と判定され、試合開催自体も危ぶまれていた。

 ただ、久保は「蓋を開けてみれば南アフリカは全員がすごくいいコンディションだった」と話すと、「僕たちもそういった情報に踊らされるつもりはなかったですけど、すごくいいチームだったので苦戦するべくして苦戦したのかなと思う。結果的に最後のところで自分が差を出せてよかった」とホッとした表情で答えた。

「今はとても安堵している。嬉しさと安心が同じくらいあります」

 内容よりもまずは初戦を勝利したという結果が何より大きい。25日の第2戦は、初戦でフランスに4-1で快勝したメキシコが相手。グループリーグ突破に向けた大一番で、再び背番号7の左足に期待が集まる。

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