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白星発進から一夜明け…森保監督、1-0の勝利は「強く、賢いチームの力の表れ」

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U-24日本代表を率いる森保一監督

 大一番から一夜が明けた。U-24日本代表を率いる森保一監督は、次なる戦いの舞台に向けて準備を進めようとしている。

 22日に行われた東京五輪初戦・南アフリカ戦。5-4-1と守備的なシステムを採用した相手に苦戦し、なかなか試合を動かすことができなかった。しかし、後半26分に生まれたMF久保建英(レアル・マドリー)のゴールでリードを奪うと、そのまま逃げ切りに成功。1-0の完封勝利を収め、白星スタートを切った。

 最少得点での勝利。「できれば、もっと点を取って勝ちたい」と話しながらも、「ただ、相手を無失点で抑えながら勝っていけるようにできればと思っている」と続け、1-0への“美学”を語った。

「1-0で勝てるような戦い方をしながら、相手の隙を突いて2-0にできるチームが本当に強いチーム。人それぞれ価値観や考え方は違うので、何が一番強いか分からないが、1-0で勝つには、いろいろなプレッシャーの中で駆け引きを制していかないといけないので、一番強く、賢いチームの力の表れだと思う」

 次戦は中2日で行われ、25日にU-24メキシコ代表と対戦。22日の初戦でU-24フランス代表に4-1の快勝を収めており、十分な警戒が必要だろう。

 東京五輪世代のチームは、19年6月のトゥーロン国際大会(△2-2PK5-4)や同年9月の北中米遠征(△1-1)で、メキシコと対戦経験があり、「非常に個のレベルが高く、たくましく、したたかに戦えるチーム」と印象を語りつつ、「相手のやりたいことを抑えていくことと、我々に攻撃のチャンスは十分あると思うので、どこを突いていくかを整理したい」と万全の準備を整えて2連勝を狙う。

(取材・文 折戸岳彦)
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