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思い返したベルギー戦…JFA田嶋会長「全ての試合の経験が日本のサッカーのDNA」

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 U-24日本代表は25日、東京五輪グループリーグ第2戦のU-24メキシコ戦に2-1で勝利した。試合後、日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長がコメントを発表した。

 ともに第1戦に勝利し、グループAの天王山となったメキシコ戦。勢いよく試合に入った日本は前半6分、MF堂安律の折り返しに反応したMF久保建英のゴールで先制すると、同11分にはMF相馬勇紀が獲得したPKを堂安が決め、2点リードで前半を折り返した。

 ところが後半は一転、メキシコが主導権を奪取。後半23分には堂安の抜け出しに対応した相手が退場し、日本は数的優位に立ったものの、同40分に右サイドからのFKを直接叩き込まれて失点した。それでも最後はなんとか守り切り、2-1で勝利。決勝トーナメント進出に向けて大きく前進した。

「前半は、日本が世界で勝つためにどのような試合をしなければならないか、内容に加えて気持ちもこもった素晴らしい試合をした」。

 2-0で折り返した前半を振り返った田嶋会長は「ワールドカップロシア大会のベルギー戦で2点差を逆転された苦い経験を全員が生かし、緊張感を持ちながら勝ち点3を取れたことは、日本のサッカーにとっても大きな進歩といえる」と3年前の教訓が活かされていることを前向きに受け止めた。

 それでも「ただし、まだ何も決まっていない」と強調。「(1996年の)アトランタオリンピックで2勝をしながらグループリーグで敗退した経験もある」と25年前の苦い経験を振り返りつつ、「全ての試合の経験が日本のサッカーのDNAであり、私達は歴史の中から学び続けながら進歩していかなければならない。次の試合に向けてコンディションを整え、目標に向かってチーム一丸となって進んでいって欲しい」と期待を寄せた。

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