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中1日の“因縁”オランダにドロー…DF熊谷紗希「勝たなきゃいけない試合だった」

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なでしこジャパンの主将DF熊谷紗希

[11.29 国際親善試合 日本女子 0-0 オランダ女子 ハーグ]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は29日、国際親善試合でオランダ女子代表と対戦し、0-0で引き分けた。キャプテンを務めるDF熊谷紗希(バイエルン)は、試合後のオンライン取材に応じ「勝たなきゃいけない試合だった」と振り返っている。

 対戦相手のオランダは2019年の女子W杯決勝トーナメント1回戦で敗れた因縁の相手。日本は26日のアイスランド戦(●0-2)に先発したDF南萌華、DF清水梨紗、MF長谷川唯、MF長野風花の4人に加えて、熊谷、FW菅澤優衣香ら7人を新たに先発起用した。

 対するオランダは試合前にアクシデントが発生。現地時間26日に敵地で行われる予定だった女子W杯欧州予選チェコ戦が1日後ろ倒しになった影響で、中1日で日本戦を迎えており、中心選手のFWフィフィアネ・ミーデマ、DFドミニーク・ヤンセン、MFジル・ルートらが先発を回避していた。

 そうした中、日本は試合開始からコンセプトとしている『奪う』を遂行すべく、前線からアグレッシブにプレッシャーをかけ、主導権をキープ。試合の大半を相手陣地でプレーし、最終ラインも丁寧なラインコントロールと落ち着いた対応で無失点に抑えた。しかし、ゴールが遠かった。

 熊谷は「率直な感想としては、勝たなきゃいけない試合だった」と厳しい評価。「世界と戦うにはまだまだ。このチームの個々として戦えてない部分が、すごく今日の試合で多く出たと思う」と振り返り、「戦えるように自分も含めてなっていかないといけない」と気を引き締め直した。

 今後、なでしこジャパンは12月の国内合宿を経て、来年1月21日に女子ワールドカップ予選にあたるアジアカップグループリーグ初戦のミャンマー戦を迎える。

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