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6月シリーズに足りなかった存在…“不可欠”証明したMF守田英正「90分通してゲームメークできた」

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MF守田英正(スポルティング)

[9.23 キリンチャレンジ杯 日本 2-0 アメリカ デュッセルドルフ]

 カタールW杯アジア最終予選の連勝劇を支えた4-3-3ではなく、森保ジャパン発足当初から採用してきた4-2-3-1でドイツ遠征に臨んだ日本代表。その中心に君臨していたのは、不本意な形で終わった6月シリーズを怪我で欠場していたMF守田英正(スポルティング)だった。

 FIFAランキング14位のアメリカとのドイツ遠征第1戦、守田が示した存在感は絶大だった。試合開始直後のオープンな展開を落ち着かせ、試合の主導権を手繰り寄せると、前半25分にはMF伊東純也(スタッド・ランス)を起点としたカウンターの流れに乗り、MF鎌田大地(フランクフルト)のゴールをアシスト。後半も相手がシステム変更を講じてきた中、落ち着いた振る舞いで攻守に関わり続け、快勝したチームの中でひときわ大きな輝きを放った。

 試合後、自身のパフォーマンスを振り返った守田は「アシストがついたのは僕がというより純也くんがあそこまでいってくれたのでラッキーだったけど、90分通してゲームメークできた」と手応え。これまでアンカーとインサイドハーフという関係性だったMF遠藤航(シュツットガルト)とのダブルボランチについても「航くんをすごく信頼しているし、やりやすさを感じている」と前向きに語った。

 また“ラッキー”と称したアシストの場面も、今季加入したスポルティングでの意識が実ったものだった。「数字の部分はクラブで求められるようになっていて、今日はイージーだったけどそれがすごく大事。そこにこだわりを持っているし、一応ノルマをこなせたと思う」。確固たる存在感と、目に見える結果——。課題が露呈した6月シリーズを負傷欠場した背番号13にとって、この代表に欠かせない存在であることをあらためて証明した一戦となった。

(取材・文 竹内達也)
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