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JFAはコロナ禍にどう立ち向かったのか…当事者の証言を記した一冊が発売

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 2020年春、世界中に猛威を振るった新型コロナウイルスの脅威は、サッカー界にも甚大な被害をもたらした。同年夏に迫っていた東京五輪への強化プランは大幅に見直しを迫られ、A代表も国際試合が開催できない事態に。また代表レベルだけでなく、日本全国ではあらゆる大会の実施が危ぶまれ、経営難によって解散の危機に陥ったクラブチームもあった。

 そうした中、日本サッカー界はいかにして未曾有の事態に立ち向かったのか。日本サッカー協会(JFA)のコロナ対策の舞台裏に迫った『JFAの挑戦 ~コロナと戦う日本サッカー』(戸塚啓・著、小学館)が今月上旬に発売。日本代表の森保一監督、吉田麻也主将、JFAの田嶋幸三会長、反町康治技術委員長らさまざまな当事者への取材を通し、その挑戦の道のりを検証している。

 経営難に陥った街クラブを救う異例の支援金給付策、スポーツ界の先頭を切って実現させた国際試合、未曾有の事態の中で戦い抜いた東京五輪とW杯最終予選——。JFAが行ってきたさまざまな取り組みを通して、浮かび上がるのは「想定外の事態が起きた時、組織の一員として、組織を束ねるリーダーとして、組織全体として、いかにして振る舞うべきなのか」という普遍的な課題だ。コロナ対策というアクチュアルなテーマを通し、危機管理の新たな指針を見通せる一冊となっている。

【書籍概要】
■書名:JFAの挑戦 ~コロナと戦う日本サッカー
■著者:戸塚啓
■発売日: 2022年11月7日
■発行元:小学館
■定価:本体1760円(税込)
■ページ数:240ページ
■判型:四六判ソフトカバー
■ISBN:978-4-09-388888-2
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【内容紹介】
第1章 未知の遭遇〜どうやって戦えばいいのか
第2章 日本のスポーツ界のモデルケースに
第3章 コロナ禍でのチャレンジ
第4章 感染拡大に負けない〜東京オリンピックからカタールワールドカップへ
第5章 オミクロン株に負けず〜日本がワールドカップ出場をつかむ
終章 スポーツの価値、サッカーの価値

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