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FIFA理事3選のJFA田嶋会長が会見「世界のサッカーの発展に貢献したい」“落選”中韓勢の対応には批判も

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田嶋幸三会長

 今月1日のアジアサッカー連盟(AFC)総会で行われた投票で国際サッカー連盟(FIFA)理事に再選された日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長が6日、東京都内のJFAハウスで会見を行い、「日本サッカーの発展はもちろん、アジアサッカーの発展、世界のサッカーの発展に貢献したい」と意気込みを語った。

 2015年からFIFA理事を務める田嶋会長は3選目。02〜10年に務めた小倉純二氏を上回り、日本人最長となった。AFCから選出されるFIFA理事メンバーは6枠。うち一人は女性であることが定められている中、田嶋会長は男性7人の立候補者のうち2番目にあたる39票(総数45票)を獲得し、再選された。

 田嶋会長は「いろんな評価があった上でだと思うが、長きにわたってアジアをサポートしてきた日本サッカー協会の姿勢が評価されている。またカタールW杯で日本代表が頑張ったことが大きく評価された」と選挙戦を振り返った。

 一方、落選者2人は韓国のチョン・モンギュ氏、中国の杜兆才氏とともに東アジア勢だった。田嶋会長は「残念だったのはノミネーションする前に毎回東アジアで会議をしていたが、今回は一切なかったこと」と指摘し、本来であれば陣頭指揮を執るはずだった東アジアサッカー連盟(EAFF)会長の杜氏の対応を問題視。今回、AFC理事選挙は東アジアの立候補者が香港の1人だけで定員すら埋まっておらず、「みっともないというか残念だった」と批判した。

 また田嶋会長はカタール開催となる次回のアジアカップは来年1月上旬開幕、パリ五輪予選を兼ねるAFC U-23アジアカップ(ウズベキスタン)は来年2〜3月の開催となる見通しを示した。

(取材・文 竹内達也)

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