日本女子代表(なでしこジャパン)の池田太監督とDF熊谷紗希が16日、あす17日に開幕する『SheBelieves Cup』のブラジル戦の前日会見に出席し、大会に向けた意気込みを語った。

　7月に女子W杯を控えるなでしこジャパンは、“本番”に向けて強化の日々を過ごす。今大会はブラジル、アメリカ、カナダの強豪国と3連戦。指揮官は「今のチームの状態や選手の成長ぶりなどを見られればいい」と大会参加の意義を示しつつ、ブラジル戦に向けては「組織的プレーと個人の能力が高いチームに対して、我々の準備して来たことをぶつけ、チームの積み上げのところがどうか」と対戦を楽しみにしている。

　チームのキャプテンを務める熊谷は、「このタイミングで、このような素晴らしい相手と戦える機会を大切に」と、こちらも格上との3連戦を楽しみに。「やはりワールドカップに向けた準備だと思うので、そこに向けてチームとしてできることを増やしていき、結果にこだわって戦いたい」と、開幕まで半年を切った女子W杯での優勝を見据えて力強く語った。

　前回の代表活動では、昨年11月の欧州遠征でイングランド(●0-4)、スペイン(●0-1)に2連敗。今回のアメリカ遠征では、対格上、W杯を想定した3連戦で結果を残し、チームとして成長を得られるか。

(取材・文　成田敏彬)

---

●女子ワールドカップ2023特集