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なでしこJの19歳MF藤野あおばは“結果”を追求「ゴールネットを揺らす役割を任せられているのは感じる」

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MF藤野あおば

「自分がゴールを奪うことを念頭に置いたポジショニングやプレーをしなければならない」。7月20日に開幕する女子ワールドカップまで明日で残り100日となる。世界一を目指す日本女子代表(なでしこジャパン)の新エース候補にMF藤野あおば(日テレ・東京ヴェルディベレーザ/19)が名乗りをあげた。

 昨年8月にコスタリカで開催されたU-20女子W杯で“ヤングなでしこ”の10番を背負った19歳は、同年10月の国際親善試合でなでしこジャパンに初選出を果たすとそこから常連に。同年11月と今年の2月、そして7日のポルトガル戦を含めたここまでの代表活動では8試合に出場し、そのうち5試合に先発出場するなど日本の攻撃の要としての活躍を見せている。

 ただ、今季のWEリーグでチーム内最多の6得点を挙げる藤野だが、ここまでの代表戦では無得点。「前線に位置する選手として、ゴールネットを揺らす役割を任せられているのは(池田太監督と)話していても感じる。試合を重ねてゴールをこじ開けるというところはかなり課題になってきている」とゴールという結果に飢えているようだ。

 チームのオプションの一つとして昨年から強化が続けられている3-4-2-1のシステムで、2シャドーの一角を任せられている藤野。チームとして求められるクロスなどのサイドからのチャンスメイクはもちろん意識しつつ、今後はどん欲さも出していくと力強く誓った。

「なかなか結果が出せてないというところは、初選出の10月から感じている。状況によって最善の選択をするべきところはあるが、やはりゴールに向かって積極的に仕掛けていくだったり、シュートを打ち切るというところはもっと意識してやっていきたい」

 女子W杯のメンバー発表前最後の“テスト”となる明日のデンマーク戦。試合はデンマークのオーデンセで日本時間の午前1時にキックオフされ、その様子は『NHK BS1』で生中継される。

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