beacon

話題の丸刈りひげスタイルは「嫌いじゃない」、2年ぶり代表復帰のGK中村航輔は26年北中米W杯に意欲燃やす

このエントリーをはてなブックマークに追加

GK中村航輔(ポルティモネンセ)

 2度目のW杯メンバー入りを目指すべく、GK中村航輔(ポルティモネンセ)が合宿初日に意気込みを語った。クラブでは今季リーグ戦30試合に出場。「とても大変でしたけど、自分的には満足のいくシーズンでした」と振り返った。

 中村は2018年ロシアW杯メンバーとして戦った後、2021年1月に柏レイソルからポルティモネンセに完全移籍をした。2シーズンは出場機会は得られなかったものの、22-23シーズンは正守護神の座を掴んだ。丸刈りにひげを伸ばしたスタイルがファンの間でも話題になったが、それは現地に馴染むため。「このスタイルは嫌いじゃない」と気に入っている様子も垣間見せた。

 ポルトガルリーグで1試合あたりセーブ数でリーグトップに輝いたこともあった。「精一杯、チームのために貢献しようとした結果、ああいったものも手に入ったと思う。まずチームに感謝したい」。謙虚に喜びを示すつつ、自身の成長については「自分では満足している」と手応えも語った。

 代表活動は2年ぶりの招集となった。昨年のカタールW杯は遠くから見守ったが、悔しさは見えない。「代表チームがW杯の舞台で輝いて、同じ日本国民として、同じ選手として、とてもうれしかった。そういったチームに入れたことはうれしい」。日本の躍進を素直に喜び、そして次のW杯に目を光らせる。「長い期間で代表活動をして、がんばっていかないといけない」と意欲を見せた。

 この一年の活躍で「やってきたことは間違ってはいなかった」と自信を掴むことはできた。6月のキリンチャレンジカップでは15日にエルサルバドル、20日にペルーと対戦。「チームとしてまずは勝利を目指した上で、自分自身のパフォーマンスでチームに貢献できれば」。ひさびさの日本代表、そして国内でのプレーを前に、活躍を誓った。

(取材・文 石川祐介)

TOP