守備の要として奮闘、U-17日本代表DF永野修都(FC東京U-18)は細部までこだわりながら頂点を目指す
[6.17 AFC U17アジアカップGL第1節 U-17日本 1-1 U-17ウズベキスタン]
DF陣にとっては何とも悔いの残る敗戦だっただろう。1-0とリードを奪い、その後も優位に立ち続ける試合内容ながら、後半38分にミスも絡んで失点。素早くシンプルに裏を突いてくるウズベキスタン得意の形、この試合でも警戒していた流れで決め切られる痛恨の失点だった。
守備の要として奮闘したU-17日本代表DF永野修都(FC東京U-18)は悔しさをにじませながら、試合をこう総括する。
「良い時間帯に先制点を取れてたし、あとは失点しなければ勝てると守備陣はみんな思っていた。でも、後半の一番危ない時間帯で一本のパスから取られてしまった。誰かが悪いとかそういう話ではなく、そこはしっかりと学んで反省しないといけない」
失点するまで、また失点後の流れも含め、「もっと時間帯に応じたプレーというのも必要だった」と振り返る。連続失点で逆転負けという最悪のシナリオは回避したが、その点も含めて永野の反省は続く。
「他にもピンチの場面はあったし、失点後に悪い流れを断つというのももっと徹底できないといけない。アジア予選は『流れに呑まれてやられました』なんて言っていい場所じゃないと思う。失点したとしても、あそこはもっとしっかり切り替えないといけなかった」
試合を通じての反省ポイントは無失点だった前半についても及ぶ。
「前半、自分たちがちょっとずつディフェンスラインを低くしてしまった。チームからも言われましたけど、相手の状況も観ながら(ラインの上げ下げも)やっていかないと、余計な疲労も溜まってしまう。もっと声を出して全体がコンパクトになれるようにやっていきたい」
とはいえ、試合を通して個人のDFとして優れたパフォーマンスを見せる場面も少なくなかった。課題にしてきたデュエルに関しても後れを取った印象はない。ただ、本人の感触は少し違う。
「個人で抑えられていた部分も感じたんですけど、いろいろな対応の部分で反省はある。入れ替わられてしまう場面もあったし、CB間のコミュニケーションのミスもあった。もっと良くしないといけない」
細かい部分や反省すべき点にこだわるのも、「絶対にアジアの予選を突破して世界大会に行くことが大事」(永野)だから。次の試合に向けても、「日本代表選手としての責任と自覚を持って戦って勝ちたい」と言葉に力を込めた。
守備の柱と期待されるDFは、細部にまでこだわり、最後まで戦い抜く覚悟だ。
(取材・文 川端暁彦)
▼関連リンク
AFC U17アジアカップ タイ2023特設ページ
DF陣にとっては何とも悔いの残る敗戦だっただろう。1-0とリードを奪い、その後も優位に立ち続ける試合内容ながら、後半38分にミスも絡んで失点。素早くシンプルに裏を突いてくるウズベキスタン得意の形、この試合でも警戒していた流れで決め切られる痛恨の失点だった。
守備の要として奮闘したU-17日本代表DF永野修都(FC東京U-18)は悔しさをにじませながら、試合をこう総括する。
「良い時間帯に先制点を取れてたし、あとは失点しなければ勝てると守備陣はみんな思っていた。でも、後半の一番危ない時間帯で一本のパスから取られてしまった。誰かが悪いとかそういう話ではなく、そこはしっかりと学んで反省しないといけない」
失点するまで、また失点後の流れも含め、「もっと時間帯に応じたプレーというのも必要だった」と振り返る。連続失点で逆転負けという最悪のシナリオは回避したが、その点も含めて永野の反省は続く。
「他にもピンチの場面はあったし、失点後に悪い流れを断つというのももっと徹底できないといけない。アジア予選は『流れに呑まれてやられました』なんて言っていい場所じゃないと思う。失点したとしても、あそこはもっとしっかり切り替えないといけなかった」
試合を通じての反省ポイントは無失点だった前半についても及ぶ。
「前半、自分たちがちょっとずつディフェンスラインを低くしてしまった。チームからも言われましたけど、相手の状況も観ながら(ラインの上げ下げも)やっていかないと、余計な疲労も溜まってしまう。もっと声を出して全体がコンパクトになれるようにやっていきたい」
とはいえ、試合を通して個人のDFとして優れたパフォーマンスを見せる場面も少なくなかった。課題にしてきたデュエルに関しても後れを取った印象はない。ただ、本人の感触は少し違う。
「個人で抑えられていた部分も感じたんですけど、いろいろな対応の部分で反省はある。入れ替わられてしまう場面もあったし、CB間のコミュニケーションのミスもあった。もっと良くしないといけない」
細かい部分や反省すべき点にこだわるのも、「絶対にアジアの予選を突破して世界大会に行くことが大事」(永野)だから。次の試合に向けても、「日本代表選手としての責任と自覚を持って戦って勝ちたい」と言葉に力を込めた。
守備の柱と期待されるDFは、細部にまでこだわり、最後まで戦い抜く覚悟だ。
(取材・文 川端暁彦)
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