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U-17日本代表が誇る最後の砦・後藤亘(FC東京U-18)は「PKでも勝つ」と決戦へ意気込む

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U-17日本代表GK後藤亘(FC東京U-18)は「もう緊張しているし、ワクワクもしている」

「もう緊張しているし、ワクワクもしている」

 U-17日本代表GK後藤亘(FC東京U-18)は「世界決定戦」へ向けての心境をそう形容する。

 26日に行われるAFC U17アジアカップ準々決勝はノックアウトステージの初戦にして、勝てばU-17ワールドカップ出場が決まる大一番。難敵・オーストラリアを向こうに回しての一戦だけに、1点を争うシビアな戦いになる可能性は高い。当然、GKのプレーが勝敗を分ける可能性もあり、その覚悟があるからこそ、冒頭で述べた心境にもなるのだろう。

「オーストラリアは足の速い選手が多くて、前線が強い」という印象を持ったと言う後藤は、裏への対応をポイントして認識しつつ、得意の空中戦でもオーストラリアの良さを封殺したい考えだ。

 コンディションも良好だと言う。タイの暑さや環境面で体調を崩す選手も続出したが、後藤は「環境にも特に影響されることはなくて、自分は普段通りにやれている」とタフなところを見せており、この点でも不安はない。

 また延長戦なしというレギュレーションのため、可能性のあるPK戦についても自信を見せる。

「日本でも練習してきたし、それが自分の自信になっているんで、PK戦も楽しんでやれればいいし、もしPKになっても勝ちに導きたい」

 グループステージでは必ずしも出番の多くなかった日本が誇る「最後の砦」。ここからのノックアウトステージはこの男のセービング能力が日本を救ってくれるに違いない。

(取材・文 川端暁彦)
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