beacon

なでしこジャパンが国内合宿6日目を実施! トレーニングパートナー2人追加で26人に…攻撃陣&守備陣に分かれて連携を深める

このエントリーをはてなブックマークに追加

なでしこジャパンが国内合宿6日目を行った

 7月20日開幕の女子ワールドカップに向け、日本女子代表(なでしこジャパン)は2日に千葉市内で国内トレーニングキャンプ6日目を行った。

 この日はメンバー編成に変化があった。W杯メンバーはMF遠藤純(エンジェル・シティFC)とFW浜野まいか(ハンマルビーIF)を除いた21人で変わらなかったが、トレーニングパートナーは初日から帯同していたGK大場朱羽、FW松窪真心、DF小山史乃観に加え、2日からMF谷川萌々子とDF古賀塔子も合流し、合計26人となった。大場、松窪、小山は6日までの参加だが、谷川と古賀はそのまま女子W杯終了までチームに同行する。

 フィールドプレーヤー22人は、ジョギングやアジリティのウォーミングアップから2人1組の対人パスなどを30分間行った。その後はハーフコート2面で前線、中盤の選手と、守備陣に分かれて練習を実施。前線、中盤の選手は細かいパスからPA左右のポケットに入り込んでシュートを放つ練習を行った。

 また守備陣は、サイドからのスローインを大きくクリアして最前線に飛ばすリスタート練習も行った。DF南萌華(ローマ)は「ひとつの打開策として、押し込まれているときにああいう長いボールでポンと前に逆転できるようにして、高い位置から守備というのも戦略としてはアリ」と意図を語る。自陣近くのセットプレーで奪われると、思わぬ失点につながる可能性もある。「いい試合をしても1本でやられてしまう。無駄な失点はしたくないので、ああいうのもできたほうがいいよねと」。1点が勝敗を分ける大舞台での戦いに備えていた。

 この日の練習は1時間半程度で終了した。なでしこジャパンは6日まで千葉市内でトレーニングを続ける。その後、短いオフを挟んで10日に再集結し、14日には宮城のユアテックスタジアム仙台で女子W杯前最後のテストマッチとなるMS&ADカップ・パナマ女子代表戦に臨む。

(取材・文 石川祐介)
●女子ワールドカップ2023特集

TOP