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なでしこJが快勝! 2得点の田中美南は連係面の改善図る「もう少しやっていけば“阿吽の呼吸”みたいなものを…」

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なでしこジャパンFW田中美南

[7.5 練習試合 日本女子代表 7-0 オルカ鴨川 JFA夢フィールド]

 女子ワールドカップを控える日本女子代表(なでしこジャパン)は5日、オルカ鴨川FC(なでしこL1部)とトレーニングマッチ(40分×3本)を行い、7-0で快勝した。FW田中美南(INAC神戸レオネッサ)は先制点とチーム2点目となる追加点をマーク。「ゴールを取るのがマストだと思っていたので、そこは取れて良かった」と振り返った。

 2点ともらしさが光るゴールだった。19分に決めた先制点は得意の動き出しからペナルティエリア内でボールを引き出して左足でゴールイン。追加点もボックス内で縦パスをうまく受けて、最後は相手GKともつれながらも強引に押し込んだ。

 田中は自身が挙げた2点に「結果を取れた」と喜びつつも、「内容的には自分も含めてもっとできたかなという部分がある」と至って謙虚。「サイドに入った時の選手の関わり方や、自分とインサイド(ハーフ)の連係」を課題に挙げた。

「(前線の)3枚だけじゃなく、ウイングバックに入った時のサイドでの関わり方だったり、ボランチから入って前を向けたときがチャンスだと思うが、そこを逃していたり。逆に言えば、サイドに関わりすぎてサイドチェンジをされたときに連係が間に合わなかったり。もう少しやっていけば“阿吽の呼吸”みたいなものを全体的に出せると思う」

 オーストラリアとニュージーランドの共催で行われる女子W杯は20日に開幕。なでしこジャパンは22日にザンビア女子代表との初戦を迎え、26日にコスタリカ女子代表、31日にスペイン女子代表と激突する。

 2011年のドイツ大会以来となる優勝を目指す日本。その攻撃をけん引する田中は、「今日やってみて良かった部分、もう少しやりたかった部分、やってみて分かった部分というのは、試合が終わって(チーム内で)プラスに話せている。そうだったよねというのは、お互いに話して合っている部分があるので、次のタイミングでトライしたい」と14日の女子W杯前最後のテストマッチ・パナマ女子代表戦での“完成”を目指す。

(取材・文 成田敏彬)
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