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【男女日本代表座談会】女子W杯直前!清家貴子&石川璃音にW杯経験者の酒井宏樹が秘訣を伝授!?

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 FIFA女子ワールドカップを戦う日本女子代表(なでしこジャパン)メンバーに選出された三菱重工浦和レッズレディースのMF清家貴子、DF石川璃音にとって初となる大舞台の開幕が迫っている。ゲキサカでは今回、浦和レッズのDF酒井宏樹をまじえて3人にインタビューを敢行。クラブによれば、男子選手と女子選手による対談は異例とのことで、3大会連続でW杯メンバーに選ばれた経験を持つ酒井が、清家と石川にアドバイスを送った。

―普段から交流はありますか?
酒井「まったくないんですよね。誰かありますか?」
石川「私はまったくないです」
清家「私はオギ(荻原拓也)とかと少し交流があるくらいですね」

―浦和は今年、男子がACL、女子がWEリーグでタイトルを取りました。お互い刺激を受けるようなことはありますか?
酒井「男子からしたら、女子はいつも優勝争いをしているので、そこに近づくために優勝争いをしたいです」
清家「試合を見させていただくんですけど、熱さやスタジアムの熱狂というのは女子には足りないもので憧れています。目指したい場所ですね」
石川「私もこの間試合に行かせていただいたんですけど、ファン・サポーターの声援や、試合に出ている選手たちの気持ちの入ったプレーというのは見ていてすごく楽しいです。自分たちもそういうプレーをしたいです」

―石川選手は守備的なポジションでプレーしていますが、酒井選手に聞きたいことはありますか?
石川「(酒井選手は)一対一がすごく強いですし、コツを知りたいです」
酒井「抜かれるのは一瞬。自分が下がることによって全体も下がってしまうので、自分のところで取りきるようにしていますし、下がらないようにしています。そこからが攻撃の始まりだと思うので、ここで取るというのを決めています」

―清家選手は初のW杯ですね。3大会連続で出場している酒井選手に聞きたいことはありますか?
清家「今はそんなに(緊張は)していないというか、まだそこまでの実感はないんですけど、やはり試合に入るときは、普通の試合とは気持ち的に全然違うものですか?」
酒井「まったく違うので、それも含めて楽しんでほしいですね。僕も初大会はずっと緊張していた。でも、それを味わえるのは23人だけなので、良い経験にしてほしいです」

―酒井選手と石川選手は『マーキュリアル』、清家選手は『ファントム GX』を履いていますね。気に入っているところは何でしょうか?
酒井「僕は昔からデザインで決めている。小学6年生くらいのときからマーキュリアルが好きだったので、ずっとこれを履きたいと思っていましたし、(今後も)変える必要はないかなと思います」
石川「アウトソールに空気が入っていて、一歩踏み出すとき、足を着いたときに跳ねる感じが好きです。派手なスパイクが好きなので、そこも気に入っています」
清家「本当にフィット感がすごい。ヒールの部分は本当に圧迫感がなく、素足感覚、ピタッと密着するような感覚があるので、初めて履いた瞬間から、このまま試合できるなというくらい履きやすいスパイクです」

―最後に、日本代表を目指す子どもたちにメッセージをください。
酒井「日本代表はキラキラしているところに見えますけど、本当にすべてを犠牲にしてきた人たちがたどり着ける場所なので、目指すのであればそれくらいの覚悟を持って頑張ってほしいですね」
清家「日本代表を目指す、ワールドカップで優勝するという夢はすごく大事ですけど、日々の積み重ねの上にあるものなので、毎日毎日を負けないように過ごしてほしいです」
石川「計画を立てて練習をし、最後まで夢を追って諦めずに頑張ってほしいです」

■対談動画の全編はゲキサカのYouTubeからご視聴ください

(取材・文 成田敏彬)

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