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U-22日本代表が圧巻の大量6得点! 鈴木海、三戸、細谷、藤田がゴール! パリ五輪一次予選の初陣でパキスタン撃破

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U-22日本代表が快勝!

[9.6 U23アジア杯予選GL第1戦 日本6-0パキスタン マナーマ]

 パリ五輪世代のU-22日本代表は6日、AFC U23アジアカップ カタール2024予選のグループリーグ初戦でU-22パキスタン代表と対戦し、6-0で勝利を収めた。中2日の9日にはU-22パレスチナ代表と対戦する。

 パリ五輪につながる公式戦となる今大会。4か国総当たりで11組がグループリーグを行い、各組1位と各組2位の成績上位4チームが来年4月にカタールで行われるU23アジア杯に出場。同大会で上位3チームに入ればパリ五輪出場が決まる(4位だとアフリカとのプレーオフに回る)。

 U-22日本代表は試合前日に合流した選手も多く、先に現地入りした選手を多く起用。4-3-3の布陣でGKは鈴木彩艶(シントトロイデン)、4バックは左からDF大畑歩夢(浦和)、DF西尾隆矢(C大阪)、DF鈴木海音(磐田)、DF内野貴史(デュッセルドルフ)。アンカーにMF藤田譲瑠チマ(シントトロイデン)、左インサイドハーフにMF三戸舜介(新潟)、右インサイドハーフにMF松木玖生(FC東京)。前線3枚は左からMF斉藤光毅(スパルタ・ロッテルダム)、FW細谷真大(柏)、MF山田楓喜(京都)となった。

 先制点がほしい日本だが、序盤は決定機を決められない。すると前半12分に待望の先制ゴール。山田の右CKをファーサイドの鈴木海が右足ダイレクトで合わせ、ゴールネットを揺らした。

 その後、攻勢を強める日本は30度以上の暑さに苦しめられる。前半20分を過ぎると何度も水分補給。同31分には斉藤がPA左の深い位置から折り返すも、松木が合わせきれず、こぼれ球を三戸がシュートするもゴール上に外れていった。

 早く追加点がほしい日本は、前半44分に2点目を挙げる。松木が中盤で相手のプレスを剥がしてドリブル突破。逆サイドにパスを出すと、三戸がPA左から左足シュートを放つ。ゴール右隅にチーム2点目が入った。

 さらに前半アディショナルタイム、日本は右サイドで内野のスローインからチャンスを作る。山田のリターンから内野が大きくクロスを上げる。ファーサイドの斉藤が頭で折り返し、最後は細谷が体勢を崩しながらも左足ボレー。3-0と点差を広げて前半を折り返した。

 ハーフタイムにパキスタンが2枚替えをした一方、日本は交代カードを切らずに後半でさらに勢いを増す。

 後半5分、日本は中盤の藤田が細谷にパスを出す。細谷のパスに松木が突っ込むと、敵陣PA内でタックルを受けてPK獲得。細谷がPKを決め、自身2点目で4-0とした。同14分には西尾のパスを受けた松木が再び敵陣PA内でファウルを受けてPK奪取。今度は藤田がゴール右隅に転がし、チーム5点目とした。

 日本のゴールラッシュは続く。後半19分、藤田から松木にわたったボールはさらにPA左の斉藤に収まる。PA中央に折り返したボールを、最後は三戸がボレー。三戸の2点目で6-0と点差をさらに広げた。

 日本はスローペースに試合を運び、最初の交代カードは後半32分。細谷、松木、山田、三戸を下げて、FW藤尾翔太(町田)、MF小田裕太郎(ハーツ)、MF鈴木唯人(ブレンビー)、MF山本理仁(シントトロイデン)が出場する。同39分には大畑に代えてDF中野伸哉(G大阪)が投入された。

 試合はそのまま終了し、日本が6-0と快勝。9日の第2戦の対戦相手パレスチナも初戦で勝利を収めており、日本は首位を争う大一番となる。

(取材・文 石川祐介)

●AFC U23アジアカップ2024予選特集ページ
石川祐介
Text by 石川祐介

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