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連勝のキーパーソンになるか…U-22日本代表FW藤尾翔太「先制点を早く取れるかがカギになる」

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FW藤尾翔太

 U23アジアカップ予選のU-22パレスチナ代表との試合を翌日に控え、U-22日本代表FW藤尾翔太(町田)が取材に応じ、「2戦目も大事な試合なので、チームとして勝つことを前提に考えながら、FWなので得点を意識してやりたい」と意気込んだ。

 初戦のパキスタン戦では6-0と大量リードした後半32分から途中交代でピッチに立った。そのうえで感じているのは「芝が深くてボールが進みづらい中でも、テンポをよく回すことが大事」ということ。「(芝が)不安定で最初はやりづらいけど慣れていかないといけない。早くピッチに順応することと、暑さもあるので考えながらやっていきたい」という。

 相手のパレスチナは初戦でホスト国のU-22バーレーン代表と対戦。0-0だった後半アディショナルタイムにカウンターで点を取り、1-0で勝利を収めている。

 日本戦も守備を固めて来ることが予想される中、藤尾は「アジアでは相手に引かれたときにどう崩していけるか。シュートを打ったら何かが起こるので、(パスを)回しているだけじゃなくミドルシュートも狙いながら、考えながらやりたい」と戦いをイメージ。そのうえで、「アジアの闘いは先制点をどれだけ早く取れるかがカギになるので、明日の試合もできるだけ早く取りたいし、取れなくてもじれずにチームとして全員でやっていきたい」と語った。

 パキスタン戦の翌日の練習では、メニューがすべて終わった後に辛そうになり、スタッフに首を氷で冷やして貰う場面があったが、この日は元気に練習をこなした。

 登録身長は180センチだが、その数字は高1の頃のもので今は183センチ。体重も67キロの登録より10キロ増えて77キロある。大型FWは「味方が苦しくなった時のルーズボールをしっかり取ってあげたり、少ないチャンスで早く仕留めてあげられたりしたらチームも楽になると思う。そういうところを考えながらやっていきたい」と気持ちを高ぶらせた。

(取材・文 矢内由美子)

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矢内由美子
Text by 矢内由美子

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