北朝鮮戦で「もう怖いものはないと…」U-22日本代表の横浜FM内定DF吉田真那斗、大きな経験とともにアジア大会残り2戦へ
[10.1 アジア大会準々決勝 U-22日本 2-1 北朝鮮 杭州]
「こういう中での試合は本当に初めての経験でした」
アジア大会準々決勝、U-24北朝鮮代表戦。初めて本格的な国際大会に参加しているDF吉田真那斗(鹿屋体育大)は、いまだかつて味わったことのない雰囲気の中で試合に臨んでいた。
「最初はちょっと呑まれてしまったところはあった」
そう率直に振り返ったとおり、スタンドからの大きな声援に加え、立ち上がりから闘争心むき出しで向かって来た北朝鮮の迫力に対し、日本の選手に戸惑いが見られたのは否めない。
「視野が狭くなってしまっていた」と振り返るように、本来は的確にボールをさばける技術を持つSBなのだが、余裕のないプレーを見せる場面もあり、25分には早々にイエローカードの提示も受けてしまうなど、試合の序盤は苦しんだ。
ただ、「日本のプライドを持って戦わないといけないので」と言うように、キーマンだった対面の北朝鮮の10番、リ・イルソンにも粘り強く対応。「何も仕事をさせなかったと言えるような内容ではなかったですけど、決定的なことはやらせなかった」と食らい付いていった。
「こういう経験をできたことは本当にプラスだし、これからサッカーをやっていく上でもう怖いものはないなと感じるくらいの雰囲気だった」
そう言って笑った吉田は、国際試合の真剣勝負を経験し、日本を代表する選手たちと過ごす中で成長の実感もあると言う。
「細かいポジショニングからそうですし、毎日本当に学ぶことがある。本当にやっていて楽しいですし、成長できている感覚もあります」
来季からは横浜FMへの加入も決まっているだけに、シビアな国際試合の経験と、学び取る材料の多いチームメイトに囲まれて過ごす日々は、プロの選手として生きていくためにも大きな財産となりそうだ。
「自分が一番ヘタクソだと思っているんで」。そう語る吉田は、残り2試合、さらなる成長を遂げてチームの勝利へ貢献することを誓う。
(取材・文 川端暁彦)
●第19回アジア大会特集ページ
「こういう中での試合は本当に初めての経験でした」
アジア大会準々決勝、U-24北朝鮮代表戦。初めて本格的な国際大会に参加しているDF吉田真那斗(鹿屋体育大)は、いまだかつて味わったことのない雰囲気の中で試合に臨んでいた。
「最初はちょっと呑まれてしまったところはあった」
そう率直に振り返ったとおり、スタンドからの大きな声援に加え、立ち上がりから闘争心むき出しで向かって来た北朝鮮の迫力に対し、日本の選手に戸惑いが見られたのは否めない。
「視野が狭くなってしまっていた」と振り返るように、本来は的確にボールをさばける技術を持つSBなのだが、余裕のないプレーを見せる場面もあり、25分には早々にイエローカードの提示も受けてしまうなど、試合の序盤は苦しんだ。
ただ、「日本のプライドを持って戦わないといけないので」と言うように、キーマンだった対面の北朝鮮の10番、リ・イルソンにも粘り強く対応。「何も仕事をさせなかったと言えるような内容ではなかったですけど、決定的なことはやらせなかった」と食らい付いていった。
「こういう経験をできたことは本当にプラスだし、これからサッカーをやっていく上でもう怖いものはないなと感じるくらいの雰囲気だった」
そう言って笑った吉田は、国際試合の真剣勝負を経験し、日本を代表する選手たちと過ごす中で成長の実感もあると言う。
「細かいポジショニングからそうですし、毎日本当に学ぶことがある。本当にやっていて楽しいですし、成長できている感覚もあります」
来季からは横浜FMへの加入も決まっているだけに、シビアな国際試合の経験と、学び取る材料の多いチームメイトに囲まれて過ごす日々は、プロの選手として生きていくためにも大きな財産となりそうだ。
「自分が一番ヘタクソだと思っているんで」。そう語る吉田は、残り2試合、さらなる成長を遂げてチームの勝利へ貢献することを誓う。
(取材・文 川端暁彦)
●第19回アジア大会特集ページ