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U-22日本代表がアジア大会4強! 北朝鮮と大接戦…内野が先制弾も一時同点、西川のPK奪取から松村が勝ち越しゴール

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FW内野航太郎が先制点

[10.1 アジア大会準々決勝 U-22日本 2-1 北朝鮮 杭州]

 第19回アジア競技大会は28日に準々決勝を行い、パリオリンピック世代のU-22日本代表はU-24北朝鮮代表に2-1で勝利。後半6分にFW内野航太郎(筑波大)が先制ゴールを決めるが、同29分に追いつかれる。しかし33分にMF西川潤(鳥栖)がPK奪取。MF松村優太(鹿島)が決勝ゴールを決め切った。準決勝は4日、香港と対戦する。

 決勝トーナメント1回戦でミャンマーに7-0で快勝した日本が、ベスト4入りを懸けて大一番に臨む。ミャンマー戦からDF馬場晴也(札幌)、MF松岡大起(グレミオ)、MF佐藤恵允(ブレーメン)以外の8人変更。4-3-3の布陣で、GKは藤田和輝(栃木)、4バックは左からDF奥田勇斗(桃山学院大/C大阪内定)、DF山崎大地(広島)、馬場、DF吉田真那斗(鹿屋体育大/横浜FM内定)。アンカーは松岡、左インサイドハーフは西川、右インサイドハーフはMF谷内田哲平(京都)。前線3枚は左から佐藤、内野、松村となった。

 日本は前線から激しいプレスを仕掛ける北朝鮮に苦しめられる。プレスを回避してもパスミスを誘発され、ボール奪取からカウンターを浴びる。前半34分にはカウンターからシュートを食らうが、GK藤田の左手一本のスーパーセーブで危機を逃れる。一方で日本は相手のゴールを脅かすことはできず、前半はスコアレスで折り返した。

 後半開始から拮抗状態が続く中、後半6分に日本が均衡を破る。馬場が中盤からロングパスを飛ばすと、佐藤が左サイドで収める。深い位置から折り返し、ニアサイドの内野が合わせる。相手選手に当たりながらボールはゴールラインを割り、待望の先制ゴールを手にした。

 日本は後半25分に交代カードを切る。谷内田を下げ、MF重見柾斗(福岡大/福岡内定)を入れる。流れを整えたい日本だったが、同29分に失点。MFキム・ククボムの左足シュートを食らい、1-1の同点に追いつかれた。

 再び北朝鮮の勢いが増すも、日本は冷静を保つ。後半33分、中盤でパスを受けた西川がドリブルで前進。左サイドへのパスを佐藤が受けると、ノールックでPA左にパスを通す。反応した西川が相手GKの飛び出しよりも一歩早くボールに触れ、ファウルを受ける。主審が笛を鳴らし、日本がPKを獲得した。

 キッカーは松村。ゴール左に決め切り、2-1と勝ち越しに成功した。日本は直後にメンバー交代。奥田に代えてDF今野息吹(法政大/G大阪内定)を入れる。終了間際には西川と佐藤を下げ、MF小見洋太(新潟)とDF関根大輝(拓殖大/柏内定)を入れて試合を締める。

 試合はそのまま終了し、日本が2-1で勝利。北朝鮮のフィジカルに苦戦したものの、準決勝進出を決めた。

●第19回アジア大会特集ページ
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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