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交代するまで被シュートはゼロ、板倉滉「確かにシュートを打たれた感覚はなかった」

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日本代表DF板倉滉

[10.17 キリンチャレンジ杯 日本2-0チュニジア ノエスタ]

 相手にシュートを1本も打たせないままベンチへと下がった。9月9日のドイツ戦(○4-1)以来の先発となった日本代表DF板倉滉(ボルシアMG)は後半27分までプレー。それまでシュートゼロだったチュニジアは後半アディショナルタイムにようやく初シュートを放った。

「確かにシュートを打たれた感覚はなかった」と振り返った板倉は自身交代後の相手の初シュートがポストを直撃したことについて「最後にああやってピンチはあるもの。それでもチーム全体としてゼロで終えられたのが良かった」と強調した。

 この日はGK鈴木彩艶が昨年7月19日のE-1選手権・香港戦(○6-0)以来となる先発出場を果たし、海外組を含めたフルメンバーでの代表戦はデビュー戦だった。「自信を持ってプレーしていたし、要所要所に良さも出ていた」(板倉)。なかなか守備機会のなかった鈴木は後半アディショナルタイム、DF冨安健洋からのバックパスをキックし損ね、あわや失点というピンチも招いたが、DF谷口彰悟がカバーした。

 ベンチでこのシーンを見ていた板倉は「ビックリはしたけど、試合の中でああいうアクシデントはある。全員でカバーして、ゼロで終えられたのは良かった」と、6月15日のエルサルバドル戦(○6-0)以来となる完封勝利で6連勝したことを何よりも評価した。

「今日も自分たちがボールを持ちながらコントロールできていた。奪われたあとの守備にフォーカスしてできていたし、ああやって構えてくる相手に対して焦れずに、臨機応変に相手の嫌がるプレーができていたと思う」。来月から始まるW杯アジア2次予選前最後のテストマッチで、冨安との鉄壁の守備で相手にチャンスを作らせなかった。

(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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