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無念の左足首負傷も再起誓うFW中村敬斗「正直、納得がいかないファウルだったけど…」

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FW中村敬斗(スタッド・ランス)

 13日のカナダ戦(○4-1)で左足首を負傷したFW中村敬斗(スタッド・ランス)が17日のチュニジア戦の試合後、報道陣の取材に応じ、「怪我を食らった時よりはだいぶ良くなっている」と現状を説明した。

 中村はカナダ戦の後半10分すぎ、左サイドを駆け上がった際にDFアリスター・ジョンストン(セルティック)のファウルを受けて転倒。後ろからユニフォームを引っ張られた上、左足首を踏まれるという悪質なタックルで、途中交代を強いられた。

 その後はドクターの治療を受けながらチーム帯同を続け、チュニジア戦ではベンチ入りしたが、いまも「今日から松葉杖なしでなんとか自力で歩けるようになった」という状態。取材対応でも終始悔しさをにじませながら「正直、あまり納得いかないファウルだったけど、過ぎたことは仕方ない。怪我を治すことに集中したい」となんとか前を向こうとしていた。

 カタールW杯後の3月シリーズでA代表デビューを果たし、6連勝が始まった6月シリーズからはMF伊東純也と並ぶチームトップタイの4ゴールを記録。中村本人は「本当にみんなのパスがいいのでゴール前で決めるだけ。難しいゴールでもないので周りに感謝したい」と謙遜するが、A代表通算4試合出場ながら激しい2列目のポジション争いに割って入っている。

 そうした中で立ちはだかった悲痛なアクシデント。今後は「すぐにフランスに帰るか、こっちに残って治療するか決まっていない。チームに要相談という形」だといい、「怪我を治して帰って来られるように頑張ります」と静かに再起を誓った。

(取材・文 竹内達也)
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竹内達也
Text by 竹内達也

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