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パリ世代から急きょA代表入りのFW細谷真大、W杯予選デビューで決定機演出も「もっと呼び込みが必要」

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FW細谷真大(柏)

[11.16 W杯2次予選第1節 日本 5-0 ミャンマー パナスタ]

 パリ五輪世代の合宿から急きょ日本代表に合流したFW細谷真大(柏)が、ミャンマー戦でW杯予選デビューを果たした。後半22分から1トップのポジションに入り、献身的な動きでMF堂安律やMF相馬勇紀のチャンスを演出。それでもゴールには絡めなかった悔しさは残った。

 細谷は当初、静岡県で活動を行うU-22日本代表に招集されていたが、FW古橋亨梧が不参加となったA代表に追加招集。13日に静岡から大阪入りし、大阪市内で行われたトレーニング初日から合流した。

 そうして練習を重ねて迎えた16日、北中米W杯アジア2次予選のミャンマー戦に後半22分から途中出場。早々には的確なポストプレーから堂安のミドルシュートを導くと、その後も中央で相手を背負いながらうまくターンし、「うまく自分の特徴を出せたのかなと思うし、ラストパスは今年になって意識していた」という形で相馬への惜しいスルーパスを配球する場面もあった。

 ただ、良い形でフィニッシュに絡める場面はなく、後半37分のヘディングシュートも大きく枠外へ。「もっとシュートしたかったし、ボールに絡んで点を重ねられたらよかった。絡めなかったのでもっと呼び込みが必要なのかなと思う」とアピールに課題を残し、「点差も開いていたので自分も点を取ろうという気持ちがあったけど取れなくて残念だった」と悔やんだ。

 とはいえA代表での出場は、国内組で臨んだ昨年夏のEAFF E-1選手権以来1年4か月ぶりの2試合目。欧州組も交えたフルメンバーではこれが初出場となった。ここからがスタート。パリ世代期待の22歳は「声援も全然違うし、引かれた相手に対しては自分が課題として持っているので、どうこじ開けていくかというところはこの遠征で学べるんじゃないかなと思う」と成長を誓った。

(取材・文 竹内達也)
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竹内達也
Text by 竹内達也

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