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ジッダで年に数回の“祝福の雨”…シリア戦へクロス確認重ねた森保J、左サイドは浅野起用か

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ジッダで調整中の日本代表

 北中米ワールドカップアジア2次予選・シリア戦(21日)を控える日本代表は19日、サウジアラビア・ジッダでトレーニングを行った。冒頭約45分間が報道陣に公開され、23人全員が参加。ボール回しで身体を動かした後、左右のサイドからのクロス練習で攻撃の形を確認した。

 トレーニングは午後5時30分からスタート。この日は国立気象センターから「1年に数回」(JFA関係者)という大雨の予報が出され、民間防衛局からは「すべての人に注意を払い、その指示に従うよう呼びかけています。神が善と祝福の雨を降らせ、その恩恵が全土に広がりますように」という緊急メッセージも出される中、小雨がぱらつく涼しい気候での全体練習となった。

 全体練習には16日のミャンマー戦でベンチ外だったDF冨安健洋(アーセナル)を含む23人全員が参加。報道陣に公開されたクロス練習では、左右のサイドからのクロスに対し、反対サイドやインサイドハーフから味方3人がゴール前に走り込むというチームコンセプトを確認していた。

 MF南野拓実(モナコ)、MF堂安律(フライブルク)、MF久保建英(ソシエダ)ら攻撃陣が複数のポジションを務めた一方、FW浅野拓磨(ボーフム)は一貫して左サイドのポジションを担当した。

 左サイドはMF三笘薫(ブライトン)とFW中村敬斗(スタッド・ランス)の常連組が不在で、ミャンマー戦ではMF相馬勇紀(カサピア)が担っており、シリア戦での起用が分かれるポジション。10月シリーズのチュニジア戦でも左サイド起用をテストされた浅野が先発する可能性が出てきた。

 チームは冒頭45分以降、報道非公開でトレーニングを継続。シリアを想定した戦術練習に着手したとみられる。

(取材・文 竹内達也)
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竹内達也
Text by 竹内達也

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