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三笘薫の出場が不透明なアジア杯へ高まる期待…代表復帰の中村敬斗「チームとして戦っていくだけ」

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日本代表に復帰したMF中村敬斗

 10月13日のカナダ戦で左足首を負傷し、戦線離脱を余儀なくされたMF中村敬斗(スタッド・ランス)が再び日本代表に戻ってきた。今月1日のストラスブール戦に途中出場し、実戦復帰。16日のRCランス戦で約2か月ぶりの先発復帰を果たすと、20日のル・アーブル戦(○1-0)にフル出場し、決勝点もマークした。

 チームでの年内最終戦を最高の形で締めくくり、28日から始まった代表合宿に合流した中村は「(復帰して)最初の試合は足首的に(プレー)できる感じではなかったけど、最後の試合で点も取れて、フルで出られて良かった」と、着実にコンディションを取り戻してきた。

「ピッチに戻ってきて、毎日全力でやろうと。ボールが蹴れて楽しい」。心機一転、サッカーと向き合う視線の先にあるのは元日のタイ戦、そしてアジアカップだ。「元日の試合はワクワクしている。みんな注目していると思うし、楽しみ」。史上初となる元日の代表戦後には、今回のタイ戦に招集できなかったイングランドやスペインなどでプレーする海外組も含め、アジアカップの登録メンバーが発表される。

「アジアカップのメンバーに選ばれたら必ず優勝してタイトルを取りたい。自分にとっても代表で初めての公式大会になるのでワクワクしている」。左サイドではMF三笘薫がケガのためアジアカップ参加が難しい状況になっており、中村に懸かる期待も高まっている。

「そこは全然(意識していない)。僕というより、チームとして戦っていくだけ」。そう強調する中村は「ゴール付近、ペナルティーエリア付近のアイデアが僕の強み。選手それぞれ特徴がある。自分の特徴を出しつつ、チームとして任されたタスクをやることが大事」と力を込めた。

(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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