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ベンチで冷静に戦況を分析、自身のプレーに生かした毎熊晟矢「見ていて思ったのは…」

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後半32分から途中出場したDF毎熊晟矢

[1.14 アジア杯グループD第1節 日本 4-2 ベトナム アルトゥママ]

 ベンチでの分析を自身のプレーに生かした。後半32分から右サイドバックで途中出場した日本代表DF毎熊晟矢(C大阪)はベンチから見守った前半について「相手のフォーメーションとの兼ね合いもあって、チームとしてハマってないなと思っていた」と指摘。自然と右サイドの攻防にも目が行った。

「相手のウイングバックとシャドーの選手がフリーで、2人を一人で見ないといけなくなっていた。そこをだれが捕まえるのかハッキリしていなくて、難しい対応だなと思った」。守備だけでなく、5バックのベトナムに対し、攻撃でもなかなか右サイドからいい形をつくれずにいたが、「見ていて思ったのは(伊東)純也くんにボールが入ったとき、ウイングバックと1対1になることが多くて、中に仕掛けても相手は4枚いる。難しいなと思った」と、ピッチ上の攻防を冷静に見ていた。

 自分がピッチに入ったときには「ウイングバックをつり出して、3バックの左と勝負させたいと思っていた」とイメージしていたという毎熊。自身が出場したときには右サイドハーフはMF堂安律に代わっていたが、的確なポジショニングでサポートし、攻守のバランスを取った。

 アジア杯デビュー戦はアディショナルタイムを含めて15分あまりのプレー。「この試合で何かしたとかはない。ちゃんと形としてチームに貢献できるようにやっていきたい」と視線を前に向けると、「練習からアピールして出場時間を自分でつかまないといけない。まずは練習からやっていきたい」と力を込めた。

(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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