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谷口彰悟が語ったベトナム戦2失点からの学び「一つひとつを丁寧につぶしていく」

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日本代表DF谷口彰悟

 アジア杯初戦のベトナム戦(○4-2)から一夜明け、セットプレーからの2失点の反省点がより詳細に、そして明確になってきた。センターバックとしてベトナム戦にフル出場した日本代表DF谷口彰悟(アルラーヤン)が取材に応じ、セットプレーからの2失点をあらためて振り返った。

 谷口は「まだ全体を通してのミーティングはできていない」と前置きしたうえで、相手の左CKから喫した1失点目に言及。「選手間のコミュニケーションとしては、マークがハッキリしていなかったことや、受け渡しのところも含めて、少し隙を見せてしまったと話している」と述べた。

 これについてはベトナム戦直後にMF遠藤航も語っていたことで、ピッチ内ではマークがハッキリしていない選手がいることを把握するところまではいっていたが、その対応を決めようとしている最中にCKを蹴られたことで相手をフリーにしてしまった。対応の判断スピードも求められるということだ。

 また、2失点目については「自分が頭を越されたときの準備のところで、得点を取った10番の選手が一番動いていたし、スプリントをかけてきていた。隙を見せてしまった」と振り返った。「決勝トーナメントになっていくと、ああいう1点が命取りになる。一つひとつを丁寧につぶしていかないといけない。そこらへんはもう一回、全体を通して改めてやっていきたい」と自戒を込めて言った。

 グループリーグ第2戦で対戦するイラクについては、谷口がプレーしているカタールリーグのチームと「特徴は似ている」という。「そういった意味ではベトナム戦とは違った戦いになると思っている。相手の特徴、ウィークポイントも含め、しっかり準備していきたい。チームとしてどう守っていくのかを、もっとすり合わせていかないと」。ベトナム戦の反省を生かすべき試合はすぐにやってくる。

(取材・文 矢内由美子)

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矢内由美子
Text by 矢内由美子

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