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久保建英、“自身不在”で敗れたバスクダービーは中村敬斗らとTV観戦「すごい悔しいけど…」

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日本代表MF久保建英

[1.14 アジア杯グループD第1節 日本 4-2 ベトナム アルトゥママ]

 日本代表MF久保建英が14日、後半約10分間の出場でダメ押しゴールをアシストしたアジアカップグループリーグ初戦ベトナム戦の試合後、自身不在でリーグ戦を戦っているソシエダにエールを送った。ソシエダは13日に行われたラ・リーガ第20節で、アスレティック・ビルバオとのバスク・ダービーに敗れていた。

 ビルバオとのダービーマッチはソシエダにとって、久保不在で戦った最初のリーグ戦。前半30分に相手のクロスをGKが処理できず、こぼれ球を決められて失点すると、同42分にはゴール前の波状攻撃から2点目を奪われた。後半終了間際には鋭いクロスがFWミケル・オヤルサバルに当たってゴールに入り、ようやく1点を返したが、最終的に1-2で敗れた。

 前半戦のダービーではゴールも記録していた久保は、日本代表合流後の取材で「ダービーはちょっと時間帯が遅くなるけど、見られるならしっかり前半だけでも見たい。チームを気にしないわけにはいかない」と話していたとおり、部屋でテレビ観戦していた様子。同世代のFW中村敬斗、FC東京でも同僚だったDF渡辺剛と共に戦況を見守っていたという。

「中村選手と渡辺選手と見ていたけど、しょうがない部分もあった。彼らの勢いはいますごいし、強度がすごく高くて、前からプレスしてきて、うちの正GK(アレックス・レミロ)もおらずにいつもの足でつなぐプレーを制限された中、よくみんな一丸となって戦っていた。失点は運もなかったけど、僕たちのゴールも半分運みたいなゴールだったので、負けるべくして負けた試合だったのかなと」

 そう振り返った久保は「すごい悔しいけど、僕がいまできるのはこっちで頑張ることだけ」とアジア杯に集中する構え。その上で「でもここから引き離されないためにも次の試合はぜひ勝ってほしいなと。カップ戦(17日のコパ・デル・レイ、オサスナ戦)も大事だけど、まずはリーグ戦のところを勝ってほしいなと僕は思っています」と健闘を願った。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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