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CKで意地の1点をアシストした旗手怜央「相手のやりたいサッカーをさせてしまった」

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日本代表MF旗手怜央

 次につなげる1点をアシストした。日本代表MF旗手怜央(セルティック)はイラク戦(●1-2)の後半29分から4-1-4-1のインサイドハーフで途中出場。「4-1-4-1に変えて、間、間で受けてほしいと言われていた。ゴールに向かうプレー、ゴール近くでのプレーを求められた」。後半アディショナルタイムに左CKからMF遠藤航のヘディングシュートをアシスト。第2次森保ジャパンで初となる無得点試合を免れる一発だった。

 イラクは189cmの長身FWアイメン・フセインを先発起用し、シンプルに高さを生かすダイレクトプレーを展開してきた。その狙いどおりにフセインに2ゴールを決められ、「相手のやりたいサッカーをさせてしまったのかなと。一番警戒していた選手にやられた。そこに持っていけた相手も良かったし、そこに持っていかれた自分たちももったいなかった」と振り返った。

「個人的な考えとして、いい守備からいい攻撃というのがあるけど、守備する位置がどこからがいいのかというのがある。引くことがいいのか、前から行くのがいいのか。アジアの戦いは難しいからこそ、自分たちが圧力をかけるのも手なのかなと。主導権を持って守備をするのもありなのかなと思う」

 初戦のベトナム戦(○4-2)に続いてなかなか前からのプレスがハマらず、受け身に回る展開が多い2試合を踏まえ、より主体的で積極的な姿勢こそ必要になっていると言えそうだ。

(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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