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練習前のミーティングでは選手からも活発な意見…浅野拓磨「誰一人緩んでない」「次が最後の試合の感覚で」

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日本代表FW浅野拓磨

 選手からも活発な意見が出たようだ。練習前のミーティングでは、19日のイラク戦(●1-2)で出た課題について、森保一監督やコーチングスタッフからの話だけでなく、選手にも意見が求められた。日本代表FW浅野拓磨(ボーフム)は「主にイラク戦の反省について、監督やコーチを含めて、選手が何を思っているかを話した。チーム全体として感じていることを再確認できた」と明かした。

 選手一人ひとりが意見を話す場は通常のミーティングでも設けられており、「そこはいつもと変わらない」が、「課題の多かった試合なので、話すことが長くなった」(浅野)と、練習開始時刻を過ぎても選手たちはグラウンドに姿を見せなかった。トレーニングも開始から15分で非公開となり、試合3日前としては過去2戦とは異なる対応となった。

 選手をトレーニングに集中させる狙いとともに、緊張感を持って24日のインドネシア戦に臨むというチームの方針を感じさせた。浅野は「誰一人、緩んでいる人はいないけど、次の試合は勝つしかないし、アジア杯どうこう関係なく、次の試合が最後の試合の感覚で全部出し切るしかない」と力説。「まずは球際。個のところでの球際をチームとして厳しさを持ってやらないといけない」と原点に立ち返り、引き分け以上で2位通過が決まるグループリーグ最終戦に向かう。

(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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