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「カットインは警戒されていた」左サイドで先発の中村敬斗は不完全燃焼の途中交代

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日本代表MF中村敬斗

[1.31 アジア杯決勝T1回戦 日本 3-1 バーレーン アルトゥママ]

 24日のインドネシア戦(○3-1)に続いて左サイドハーフで先発した日本代表MF中村敬斗(スタッド・ランス)だが、なかなか自分の良さを発揮できなかった。

 試合会場のアルトゥママ・スタジアムはグループリーグ初戦のベトナム戦(○4-2)でPA左手前から豪快な右足ミドルを叩き込んだスタジアムでもあったが、「カットインは警戒されていたし、前回(インドネシア戦)はオーバーラップの選手を使えていたけど、今日は後ろから回ってくる選手にも(マークが)付いていた」と、中へのドリブルも、DF中山雄太とのコンビネーションも相手に対応されているのを感じていた。

 それでも前半31分、DF冨安健洋から縦パスを受けた中村が中に持ち込み、中央のMF遠藤航を経由してDF毎熊晟矢がミドルシュート。左ポストに当たったこぼれ球をMF堂安律が押し込んで先制に成功した。2-0の後半17分には毎熊のスルーパスに抜け出したFW上田綺世が中央に折り返し、MF守田英正のパスを受けた中村がゴールネットを揺らしたが、上田の位置がオフサイドだったとして得点は認められなかった。

 チームはその直後の後半19分に失点。同23分、中村はMF三笘薫との交代でベンチへ下がった。「ボールは持てたけど、相手がコンパクトでスペースがなかった」。チームは勝ち進んだものの、不完全燃焼の勝利となった。

(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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