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パリ五輪行き決めるヘディング弾の20歳FW藤野あおば「自分のゴールで決めたいと思っていた」

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FW藤野あおば

[2.28 五輪アジア最終予選(女子)第2戦 日本 2-1 北朝鮮 国立]

 勝てばパリ五輪出場、負ければ予選敗退という運命の一戦。試合を決めたのは昨夏の女子W杯でも得点を記録していた20歳のヘディングシュートだった。試合後、フラッシュインタビューに応じたFW藤野あおばは「自分のゴールで決めたいと思っていた」と熱い思いを口にした。

 なでしこジャパンは1-0で迎えた後半31分、右サイドをDF清水梨紗が突破。相手の股を抜くドリブルで中に進むと、クロスに藤野が飛び込んでいった。

 後ろにはMF清家貴子も待っていたが、その前に割り込む形でヘディングシュート。「マイナスで最初は受けようと思ったけど、クロスで絶対に決めたいという思いがあった。貴子さんへのパスだったと思うけど、自分が決めたい気持ちがあったので入って行った」(藤野)。ゴールへの思いが身体を動かした。

 チームは5分後、ディフェンスラインを崩されて失点を許したが、藤野のゴールによるリードが効いた。最後は前線から最終ラインまで献身的な姿勢で北朝鮮の猛攻をいなし、2-1で勝利。パリ五輪の出場権を掴んだ。

 チームの主力には海外組が並ぶ中、WEリーグの日テレ・東京ヴェルディベレーザでプレーしている藤野。最後は「こういうシビアな戦いのところはリーグでも求めていきたいし、リーグでも高いパフォーマンスを維持して頑張りたい。ぜひ皆さんWEリーグも応援に来ていただけると嬉しいです」と会場のファン・サポーターにWEリーグへの注目を呼びかけた。
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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