苦しんだアジア杯を経て6試合ぶりの無失点…鈴木彩艶「GKとしての役割は最低限できた」
[3.21 W杯2次予選 日本 1-0 北朝鮮 国立]
元日のタイ戦(○5-0)以来6試合ぶりとなる無失点勝利だった。全5試合でゴールマウスを守ったアジアカップに続いて先発を任された日本代表GK鈴木彩艶(シントトロイデン)が1-0の完封勝利に貢献した。
「細かいところの修正点はあるが、ゼロを達成できたのは良かった。キーパーとしての役割は最低限できたのかと思う」と手応えを口にした。
前半は被シュート0本と守備機会がほとんどなかったが、後半は一転して押し込まれる展開に。しかし、彩艶は落ち着いていた。
後半2分には相手のシュートがポストに当たった跳ね返りからこぼれ球を押し込まれてゴールネットを揺らされたが、直前に相手のファウルがあったとして難を逃れた。その後は安定した対応を見せ、相手の攻撃を切ることができずにピンチが続いた後半20分にはクロスに対して前へ出てキャッチするなど持ち味を発揮。攻撃面では敵の守備ラインの裏を狙うパスを繰り出す場面もあった。
「後半の相手の勢いは想定内。シュート回数も相手が多かったが、締めるところやコーチングはしっかりしていた。攻撃の部分では、相手が前から来たときに思うつぼにならないようにロングボールをうまく使いながら、相手に呑まれずに最後までできたと思う」。臨機応変に戦うことができたのは、苦しみ抜いたアジアカップの反省を活かしたからに他ならない。
待望の無失点勝利は、今後に向けての自信にもなっていくはず。「複数得点はできなかったけど、選手同士で話したのはゼロに抑えて勝ったことが良かったということ。自分としても守備陣としてゼロにこだわったので、次につながるゲームになったと思う」と力強く言った。
(取材・文 矢内由美子)
●北中米W杯アジア2次予選特集
元日のタイ戦(○5-0)以来6試合ぶりとなる無失点勝利だった。全5試合でゴールマウスを守ったアジアカップに続いて先発を任された日本代表GK鈴木彩艶(シントトロイデン)が1-0の完封勝利に貢献した。
「細かいところの修正点はあるが、ゼロを達成できたのは良かった。キーパーとしての役割は最低限できたのかと思う」と手応えを口にした。
前半は被シュート0本と守備機会がほとんどなかったが、後半は一転して押し込まれる展開に。しかし、彩艶は落ち着いていた。
後半2分には相手のシュートがポストに当たった跳ね返りからこぼれ球を押し込まれてゴールネットを揺らされたが、直前に相手のファウルがあったとして難を逃れた。その後は安定した対応を見せ、相手の攻撃を切ることができずにピンチが続いた後半20分にはクロスに対して前へ出てキャッチするなど持ち味を発揮。攻撃面では敵の守備ラインの裏を狙うパスを繰り出す場面もあった。
「後半の相手の勢いは想定内。シュート回数も相手が多かったが、締めるところやコーチングはしっかりしていた。攻撃の部分では、相手が前から来たときに思うつぼにならないようにロングボールをうまく使いながら、相手に呑まれずに最後までできたと思う」。臨機応変に戦うことができたのは、苦しみ抜いたアジアカップの反省を活かしたからに他ならない。
待望の無失点勝利は、今後に向けての自信にもなっていくはず。「複数得点はできなかったけど、選手同士で話したのはゼロに抑えて勝ったことが良かったということ。自分としても守備陣としてゼロにこだわったので、次につながるゲームになったと思う」と力強く言った。
(取材・文 矢内由美子)
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