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連係の醸成とともにU-23日本代表FW細谷真大が意識すること「パリ五輪出場を決めている相手に勝って弾みを」

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FW細谷真大

 A代表も経験しているU-23日本代表FW細谷真大(柏)がU-23ウクライナ代表との試合に向け、「結果にこだわってしっかり頑張っていきたい」と抱負を述べた。

 ウクライナは戦火を乗り越えて欧州予選を勝ち抜き、パリ五輪切符を獲得している強豪だ。ただ、昨年3月24日のU-22日本代表対U-22ドイツ代表戦(△2-2)で1ゴールを記録している細谷にとって、欧州勢を相手に気後れする部分はないはず。強い気持ちで臨めるのではないかと聞かれると「そこはどの相手に対しても変わらない」とクールに言いつつ、「パリ五輪の出場を決めている相手なので、そこは自分たちも意識しながら戦う。負けられない一戦になる」と意気込んだ。「五輪出場を決めているチームに勝てたら自分たちも弾みを付けて最終予選に臨めると思う」とも言った。

 今回は久々に復帰したメンバーや新たに加わった選手もおり、コミュニケーションが重要になる。とりわけ、素早い動き出しで裏を取ってゴールに迫るプレーを持ち味とする細谷にとってパスの出し手とタイミングを合わせることは必須。「短い時間の中で合わせていく必要がある。試合前も試合中もコミュニケーションを取ってやっていきたい。まず自分がハッキリ動いて、それを活かしてもらうのが理想」と語る。

 コミュニケーションに関して普段から心掛けているのは、「試合中に起きたミスは試合中に話すようにしている。最終予選も近いのでコミュニケーションは大事になる」ということだ。年明けからA代表として参加したアジアカップでは選手たちが練習中から盛んにコミュニケーションを取り合う中でともに過ごして刺激を受けたが、「自分たちパリ世代も厳しさは求めている。練習中でも激しくやっている。(A代表と)変わらなくやっていると思う」という自負を口にした。まずはウクライナを相手に練習の成果を見せるつもりだ。

(取材・文 矢内由美子)

●AFC U23アジアカップ2024(パリ五輪アジア最終予選)特集ページ
矢内由美子
Text by 矢内由美子

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