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パリ五輪アジア最終予選前ラストのウクライナ戦へ! U-23日本代表・大岩監督「選手全員で戦っていく試合にしたい」

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大岩剛監督

 U-23日本代表の大岩剛監督は24日、ミクニワールドスタジアム北九州で行われる国際親善試合・U-23ウクライナ代表戦の前日会見に出席。「最終予選に向けて最後の試合。しっかりと準備をしてウクライナとの戦いに向かう。選手全員で戦っていく試合にしたい」と意気込みを述べた。

 今回の活動は、4月のパリオリンピックアジア最終予選前の活動として最後。22日のU-23マリ代表戦は1-3で敗戦を喫していた。予選前最後となるウクライナ戦を控え、大岩監督は「中2日の試合だが、大会でこういう状況もあり得て、次の試合で勝ち点を奪う形になる。対戦相手や選手の状態を含めて明日に臨みたい」と語った。

 メンバー発表会見で、指揮官は招集した26人全員の起用をほのめかした。マリ戦では17人が出場して残り11人。最終予選メンバー23人への絞り込みのためにも、残る選手が出場する可能性は高い。「26人呼んでいるので、そのなかでコンディションや対戦相手、われわれの課題に向き合ったうえで選手を決めたい」と起用のポイントを挙げた。

 マリと同様に、ウクライナもすでにパリ五輪出場が決定済みの強敵。マリ戦では想像以上の身体能力に慌てた選手もいた。指揮官は改めてピッチ内での順応を求めた。

「マリ戦もそうだったが、選手は試合に入る前に予想して入る。だが、それ以上のことが起きたときにどういうアクションを起こすのか。ただのコンタクトではなくて、駆け引きのなかで入れ替えるなど技術的な守備を求めている。早くアジャストすることを求めている」

 身体能力で敵わないなら、そのための戦い方がある。指揮官は「個人個人の戦いで後れを取るなら、われわれの守備の特長である2人目3人目の守備で連動していこうという話は再度した」と明かす。発足から2年間積み上げたものを出し切ったうえで、課題を見出すつもりだ。

■U-23日本代表メンバー
▽GK
23 小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)
1 藤田和輝(千葉)
12 野澤大志ブランドン(FC東京)

▽DF
22 内野貴史(デュッセルドルフ)
17 大畑歩夢(浦和)
3 西尾隆矢(C大阪)
21 バングーナガンデ佳史扶(FC東京)
5 馬場晴也(札幌)
2 半田陸(G大阪)
4 関根大輝(柏)
25 鈴木海音(磐田)
26 高井幸大(川崎F)

▽MF
20 平河悠(町田)
19 山田楓喜(東京V)
10 佐藤恵允(ブレーメン)
6 川崎颯太(京都)
7 山本理仁(シントトロイデン)
8 藤田譲瑠チマ(シントトロイデン)
24 小見洋太(新潟)
15 田中聡(湘南)
16 松木玖生(FC東京)

▽FW
9 藤尾翔太(町田)
11 細谷真大(柏)
18 染野唯月(東京V)
14 植中朝日(横浜FM)
13 荒木遼太郎(FC東京)

(取材・文 石川祐介)

●AFC U23アジアカップ2024(パリ五輪アジア最終予選)特集ページ
石川祐介
Text by 石川祐介

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