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「自分の中で現実のものではなかった」、増田がA代表デビューへ

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 日本代表MF増田誓志(鹿島)が先発で国際Aマッチデビューを果たす可能性が高まった。国内組で臨む24日のアイスランド戦(長居)だが、ボランチ候補はMF遠藤保仁(G大阪)を除けば、代表出場経験のない選手ばかり。ライバルとなるMF柴崎岳(鹿島)、MF磯村亮太(名古屋)、MF谷口博之(横浜FM)がザックジャパン初選出なのに対し、増田は出場機会こそなかったものの、過去3試合でベンチ入りを果たしており、“4度目の正直”となりそうだ。

 昨年8月に札幌で行われた候補合宿で初招集された増田は昨年9月6日のW杯アジア3次予選・ウズベキスタン戦(1-1、タシケント)でも負傷離脱した中村に代わって追加招集され、10月7日のベトナム戦(1-0、ホームズ)、同11日のタジキスタン戦(1-0、長居)でベンチ入り。「当時は代表のことをあまり意識してなかった。自分の中で現実のものでもなかった」と戸惑いの連続だったというが、今は違う。「もちろん、できることなら毎日でも参加して、こういう練習をしたい。そういうことを考えて鹿島でもやらないといけないと思うようになった」と意識も高まった。

「代表と鹿島では、やることが全然違う。選手も戦術も違うし、試合に出ることになったら緊張もするかもしれない」。26歳でめぐってきたA代表デビューのチャンス。「試合に出たら判断のスピード、前への意識を持ってやりたい。バランスを崩さないようにしながらも、ここぞというときは前に絡んでいきたい」と意気込んでいた。

(取材・文 西山紘平)

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