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[五輪最終予選]バーレーン戦メンバー発表、関塚監督会見要旨

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 日本サッカー協会は8日、五輪アジア最終予選・バーレーン戦(14日、国立)に向けたU-23日本代表メンバー19人を発表した。バーレーン戦が出場停止となるFW大迫勇也(鹿島)に代わってFW工藤壮人(柏)が10年11月のアジア競技大会以来の復帰を果たした。また、原博実技術委員長は19人のほか、欧州組の所属クラブと交渉していることを明かし、国内組についてもJ1開幕戦を終えてからコンディションを確認し、数名を追加招集する考えを明らかにした。

以下、関塚監督の記者会見要旨

関塚隆監督
「7か月に及ぶ最終予選もいよいよ最終戦ということで、この5試合でいろいろあったが、自力でロンドンの切符を獲得できる状況で最終戦をホームの国立で迎えられることは心強いし、何としてもものにしたいと思っている。今日の段階では19人だが、3月14日のメンバーだけでなく、ケガや出場停止の選手も含めて、ここまで戦ってきた選手全員、89年生まれ以降の選手全員の気持ちをくんで、一丸となった戦いを3月14日に展開して、ロンドンへの切符を勝ち取りたい」

―工藤を久々に招集したが?
「大迫の出場停止もあるが、工藤はずっと追っていた選手。彼自身、昨季レイソルでチームとしてJ1優勝を経験し、そのあとのクラブW杯にも出場した。昨日のACLにも出場し、大きな経験をしながら力を付けてきている。前線でボールをおさめることができるし、ゴール前でのシュートもうまさも持っている。バーレーン戦でも力を発揮して、チームに活力を与えてもらいたい」

―すべてが大事な試合だったと思うが、バーレーン戦が本当の大一番か?
「もちろん1試合1試合が大事だったが、五輪出場がかかった大一番で、これまで築いてきたもの、メンバーを入れ替えた中でやってきたものを3月14日にしっかりした内容で見せ、結果を求めたい」

―引き分けでも五輪出場が決まるが、展開によっては引き分けを狙う考えもあるか?
「ホームだし、しっかり勝ち点3を取るという方向でチームを進めていきたいと考えている」

―追加招集は攻撃的な選手になるのか?
「Jリーグの選手、海外組を含めてベストな布陣を組めるように、見極めなければならない選手もいる」

―ボランチの組み合わせをどう考えているか?
「試合を重ねるごとにチームとしてのフィット感が出てきた。守備的なところ、2人とも攻撃的なところなど、オプションを持ちながらいくつかの組み合わせを持っている。今回のメンバーに入っていなくても、可能性のある選手はいるが、バーレーン戦はやり慣れたメンバーでいくつか組み合わせられると判断して招集した」

―バーレーンの印象はアウェーで戦ったときと変わっているか?
「アウェーで戦ったときと違い、今はA代表の監督が兼務している。ガルフ杯でも力を付けてきているし、縦への力強さにパスワークを付け加えてきている。懐の深いディフェンスも特徴だと思っている。国立のピッチで自分たちの形、リズムでできるかの勝負。相手より我々がどういう戦いができるかの勝負だと思っている」

(取材・文 西山紘平)

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