[6.2 J2第17節 岡山1-1愛媛 カンスタ]

　ファジアーノ岡山はホームで愛媛FCと対戦し、1-1で引き分けた。MF村上巧のプロ初ゴールで先制されるも、後半25分に途中出場のFW川又堅碁のゴールで同点に追いつく。終了間際には相手が一人退場し、数的有利に立ったものの勝利はならず。3戦勝ちなし(2分1敗)となってしまった。

　先制点を奪ったのは愛媛だった。前半7分、MF前野貴徳からのパスを受けたFW有田光希がPA左で必死に粘る。ボールを失わずにMFトミッチへ横パスを送った。トミッチのマイナスのボールに走り込んできたMF村上巧が冷静に右足シュート。コースを狙って、ゴール右隅へ流し込んだ。立命館大出身のルーキー・村上のプロ初ゴールが決まり、愛媛が1-0とリードを奪った。

　追いつきたい岡山はFW金民均とFW桑田慎一朗、FWチアゴが前線で奮闘。失点から3分後には金のパスに抜け出した桑田がシュートを狙うが枠を外れる。同24分には桑田の左クロスから金がヘディングシュートを狙ったがGKに阻まれた。前半終了間際にはクロスを受けたチアゴが頭で合わせたがクロスバーを叩く。0-1で前半を折り返した。

　後半に入っても岡山の勢いは止まらない。後半7分にはPA右から桑田がシュートを放つがクロスバーを叩く。跳ね返りにチアゴが詰めたが枠を外れた。なんとかこの流れをものにしようと、後半16分に岡山は交代カードを切る。桑田に代わって、FW川又堅碁をピッチへ送った。

　すると出場から9分後の後半25分に川又が起用に応えた。縦パスに抜け出したMF田所諒が左サイドを駆け上がり、クロスを入れる。ファーサイドへ飛び込んだ川又が右足ダイレクトで豪快にシュートを叩き込んだ。1-1と試合は振り出しに戻された。

　その後は一進一退の攻防が続く。愛媛はセットプレーからチャンスメイク。しかしDF内田健太が放ったシュートはポストを叩いた。2点目は生まれない。後半45分にはMFトミッチが2枚目の警告を受けて退場。岡山が数的有利に立った。しかし、残りわずかな時間でスコアは動かずに試合は終了。勝ち点1を分け合った。