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3連勝の東京Vが2位浮上、次節は千葉と首位攻防戦!!

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[6.13 J2第19節 東京V4-1岐阜 国立]

 2連勝中の4位東京ヴェルディはホームで21位FC岐阜と対戦し、4-1で勝利した。一時は1-1に追いつかれたが途中出場のMF小林祐希が冷静にPKを決めると逆転に成功。その後はFW阿部拓馬らもゴールを決め、終わってみれば4発の大勝となり、3連勝を飾った。上位陣が軒並み勝ち点を落としたため、勝ち点37に伸ばすと山形と勝ち点で並び、得失点差「9」で上回って2位に浮上。中3日で迎える次節は首位・千葉と首位攻防戦を戦う。

 早い時間に試合は動く。前半3分、左サイドからPA内へ仕掛けたFW阿部拓馬の右足シュートは今季初出場のGK時久省吾に阻まれる。それでも、こぼれに走り込んでいたMF西紀寛がPA右から頭で押し込んだ。ホームの東京Vが先制に成功した。同6分にも縦に早い攻撃でチャンスを演出。左サイドでボールを受けた西が逆サイドへスルーパス。つながれば決定的なシーンだったものの、わずかにMF飯尾一慶には合わない。

 立ち上がりこそ押し込んでいた東京Vだったが、ワンプレーから痛恨の失点を喫した。前半10分、中央でボールを奪われて左サイドからの展開を許す。バイタルでパス交換されると、最後はMF樋口寛規に右足シュートを決められた。1-1と試合は振り出しに戻る。その後の東京Vは攻撃に勢いを欠き、決定的な場面はつくれず。前半を折り返した。

 後半に入り、再び試合を動かしたのは途中出場の小林だった。1-1の後半23分からピッチへ送られると後半30分に2-1と2度目のリードを奪う。PA手前正面から左足ミドルシュートはクロスバーを叩く。跳ね返りに詰めた阿部が後方から来た樋口に倒され、PKを獲得。小林がすかさずボールを拾い、迷わずペナルティスポットに立った。低い弾道の左足シュートはゴール左に吸い込まれ、2-1とリードに成功した。

 勢いづいた東京Vは後半37分に3点目。攻め上がったDF高橋祥平が正面のFWジョジマールにパスを送り、自らはPA内へ走り込む。ジョジマールからのパスを受けた阿部のシュートはDFに弾かれるが、こぼれに詰めた高橋が押し込み、3-1と差を広げた。5分後の後半42分には、これまでの全3得点に絡んでいた阿部がPKを決めて自らゴール。序盤こそ競り合う展開だったものの、終わってみれば東京Vが4-1で快勝した。

 試合後、東京Vの川勝良一監督は「この勝利を次につなげていければ」と勝利に満足の表情。次節は首位・千葉との首位攻防戦となるため、「中3日だがリズムがいい時間が少しダウンするような時間帯があるので、そこを直していければ。1試合だけれども大切な勝ち点3を落とせない試合なので」と力を込めた。

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