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イ・ドンミョンが劇的V弾!大分が3連勝!

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[6.17 J2第20節 大分1-0水戸 大銀ド]

 J2第20節の6位・大分トリニータ対10位の水戸ホーリーホック戦は韓国人MFイ・ドンミョンの決勝ゴールによって大分が1-0で勝利。3試合連続の無失点で3連勝とした。

 0-0のまま迎えた試合終了間際の後半45分、ホーム・大分銀行ドーム が歓喜に包まれる。大分はDF石神直哉の左足FKで獲得した右CKから、石神が左足でゴール前へ放り込むと、ニアサイドへ飛び込んだMFイ・ドンミョンがヘディングシュート。ボールはゴール右隅へと吸い込まれ、値千金の決勝ゴールとなった。大分3年目のイ・ドンミョンは今季初ゴール。イ・ドンミョンは試合後のヒーローインタビューで「J1昇格には連勝して勝ち点を重ねていかなくてはいけない。勝てて良かった。ゴールを入れようと準備していたけれど、そこにボールが来て良かった」と喜んだ。

 田坂和昭監督が「水戸の動き、ポジショニングの良さに苦労しました」と振り返ったように、決して内容の良いサッカーができた訳ではない。それでもJ2で2桁順位に沈んでいた過去3年から今季昇格争いに食い込んでいる大分が、この日も勝負強さを発揮して勝ち点3をもぎ取った。

 ホームの大分は今季6得点のFW森島康仁を3トップの中央に配置する3-4-3システム。水戸は元日本代表FW鈴木隆行と、今季チームの全19得点中7得点に絡んでいるFW橋本晃司を2トップに置いた4-4-2システムで試合をスタートした。試合は過去7試合1勝のみで、2連敗中の悪い流れを止めたい水戸が攻勢に試合を進める。鈴木が前線で強さを発揮して強引に切れ込んだほか、橋本のパスからチャンスをつくる。一方、劣勢だった大分も前半37分に森島のラストパスからDFをかわしたFW村井慎二が決定的な左足シュートを放つなど対抗した。

 ただ、0-0の後半も主導権を握っていたのは水戸。鈴木のポストプレーから橋本が右足を振りぬき、MF小澤司の右クロスを橋本が頭で合わせる。また小澤のドリブルシュートがゴールを捉えるなど、チャンスの数でも上回っていた。だが、GK清水圭介中心に必死にゴールを守る大分ゴールをこじ開けることができず、試合終了間際の痛恨の被弾で3連敗となった。

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